スパークプラグ交換で効果が出るクルマの燃焼効率

車を使用していくと年々悪化していく燃費!維持費のなかでも燃料費はとても負担になるので少しでも解消したいところですよね。

 

特に車のエンジンには消耗品が沢山あるので定期的なメンテナンスが必要になってきます。

 

今回はそんなエンジンの燃費にかかわる部分の点火系統のメンテナンス「スパークプラグ」の交換を紹介したいと思います。

 

メンテナンスと聞くと難しそうに思えたり、使用する工具も高いのでは?

 

そう思いがちですが、わざわざ高い工具を使用する必要はありません。

 

ホームセンターなどで売っているものでも十分に交換作業はできます。

 

年間の燃料費とメンテナンス代をダブルで抑える事が出来ますし、何より愛車のエンジンが調子良くなるのはうれしいじゃないですか!

 

ではスパークプラグを交換しないとどうなるのか?得られる効果は何があるのかを見ていきましょう。

スパークプラグの交換時期と異常燃焼を知ればトラブル防止になる

車のエンジンが作動しているときは常に内部で燃焼状態が続いています。

 

その燃焼をさせるには「点火」が必要になってきます。

 

ガソリンエンジンでは点火時に火花が必要になりその火花を出しているのが「スパークプラグ」になります。

 

最近の車では長寿命で10万q交換の物が増えてきて昔みたいに頻繁に交換や清掃などをしなくても大丈夫ですがそれでも消耗品なので交換は必要になってきます。

 

例え寿命がきていなくても長い間使用しているとスパークプラグ部分にいろいろな付着物が付いていい点火が出来なくなってきます。

 

スパークプラグ交換時期は

  • イリジウムプラグで10万q前後
  • その他のプラグは3万q前後(軽自動車に多い)

最近の普通車であれば、ほとんどがイリジウムプラグを使用しています。
※年式が平成15年以上ぐらい

 

もし自分の車がこのぐらいの時期にきている場合では不具合が起きる前に交換をした方がいいでしょう。

 

古いスパークプラグで起こる異常燃焼

今回は、実際に7万q走行したイリジウムプラグを新品に交換しましたので両方を比較してみるとわかりやすいです。

 

【新品のスパークプラグ】

 

【7万q使用した古いスパークプラグ】

 

古い方には汚れや金属部分に何か付着していますね。

 

こういった燃えカスなどが付着すると「異常燃焼」を起こしプラグの電極溶解を招いてしまいます。

 

このまま使用を続きていくと、点火状態が正常ではなくなるので、ノッキングなどの症状を引き起こす事になります。

スパークプラグ交換で得られる効果

いい点火が出来ないと、いい燃焼もできないので、結果的にエンジン出力が低下して燃費が悪くなる事になります。

 

スパークプラグを交換する事で、着火性能が向上してエンジンの「レスポンス」「燃費」などなどの向上が期待できるで、古くなったスパークプラグを使用しているよりも新品に交換した方がランニングコストを抑える事が出来きます。

スパークプラグ交換方法

 

車のボンネットを開けるとエンジンが見えて上画像の赤丸部分が見えると思います。

 

ここは「イグニッションコイル」といわれる部品でこの下にスパークプラグが入っていますのでここを外していきます。

 

 

イグニッションコイルのボルトを外して

 

 

ボルトを外せばイグニッションコイルを引き抜く事ができます。

 

この奥にスパークプラグがとりついていますので工具で取り外します。

 

 

プラグレンチを使用して外す事が出来ます。

 

 

あとはここに新品のスパークプラグを取り付けて逆の手順で戻していけば交換作業は完了です。

 

この時にスパークプラグを絞める時には必ず最初は手で締め付けをしてください。

 

最初から工具をしようしてしまうと、間違って斜めに入っている場合もありネジ山をダメにしてしまうので最初の2〜3回転は必ず手で絞めるようにすれば失敗する事はありません。

 

締め付けも絞めすぎないように注意してください。

 

工具を使用して固くなってから120℃の角度で締め付けてあげれば大丈夫です。

 

 

これで作業は完了で、残りの本数も同じ要領で行っていきます。

 

スパークプラグの交換する本数や品番がわからない時には「NGK」日本特殊陶業株式会社という所で検索すれば調べる事ができます。

 

スパークプラグにはいくつかメーカーがあり「NGK」と「デンソー」があります。

 

値段はどちらも変わりませんがおすすめは「NGK」です。

 

いろいろ理由はありますが、話すと長くなるので長年整備をしてきた経験からNGKを選んだ方が無難です。

 

スパークプラグ交換に必要な工具

ラチェットハンドル

by カエレバ

エクステンションバー

by カエレバ

ボックスソケット

by カエレバ

プラグレンチソケット

by カエレバ

工具は一度購入すればその後も他の部分に使用できるので最初の初期費用は少しかかりますが、これを全部揃えたとしても整備工場に依頼するより安く出来ます。

 

部品も整備工場に依頼するよりネットの方が安く購入できますよ♪

 

スパークプラグ

by カエレバ

 

スパークプラグも1台の車で複数使用しています。

 

2000cc前後のエンジンであればスパークプラグを4本使用しています。

 

スパークプラグ交換にかかる費用

 

自分で工具から揃えてプラグを4本購入しても合計で9,000円ぐらいで済みます。

 

整備工場に依頼するとスパークプラグの作業工賃は4本交換で4,000円前後プラス部品代長寿命のプラグで1本2,500円ぐらいなので合計

 

14,000円ぐらいの費用がかかってきます。

 

整備工場、14,000円

 

自分で作業、9,000円

 

5,000円ぐらいはお得で、さらに燃費も良くなるので年間維持費を抑える事が出来ますよ!

 

スパークプラグを変えてあげる事でエンジンの良い燃焼が出来る手助けになりますので燃費も交換前と比べると変わってきますよ!

 

スパークプラグの作業動画を載せておきましたので、まずはやり方を確認して自分に出来そうだなと、判断してから行った方がいいです。

 

無理に作業して部品を破損してしまうと返って費用がかかってしまうのでまずは自分で出来るかどうかを確認しましょう。