軽自動車の維持費で年間にかかるメンテナンス代を詳しく紹介
車を乗り続けていくには定期的な「メンテナンス」は必ず必要になってきます。
放置して乗りっぱなしにしていると車は長持ちはしてくれませんし、それどころか早めの寿命を迎える事にもなります。
やろうと思ってもなかなか忙しくて車屋にいけない時やその都度かかるメンテナンス代の出費がきつい!
出費を抑える為にメンテナンスをしないでまだまだ大丈夫だろうと、ついつい後回しにしてしまったりしていると・・・
車の寿命を極端に縮める事になり不具合個所から周辺箇所にまで広がり二次災害まで引き起こして交換部品がかえって多くなりメンテナンス代の出費を悪化させてしまいます!
こういった事にならないように車の年間にかかるメンテナンス代はいくらなのかを知っていれば最初から予定が立てられて十分に費用を充てる事が出来ると思います。
「急な出費」ではなく「想定していた出費」にするだけで同じ金額でも精神的なダメージはかなり軽減されると思います。
今回は軽自動車にかかる年間のメンテナンス代の平均を出してみました。
年間平均を知る事で、車を維持していくのにどのくらいのメンテナンス費用が必要になるのかが分かるので計画的に金銭管理が出来るようになります。
費用の管理が出来ればメンテナンスを怠る事なく車を長持ち出来るようになるので是非参考にしてください。
軽自動車にかかるメンテナンスの種類
車にかかるメンテナンス代といってもいろいろありますよね。
定期的に必ずかかってくる費用や突然の故障で交換が必要になる費用もあると思います。
ここでは通常の使用で必要になってくる2つのメンテナンス費用を紹介していきます。
- 車検費用
- 定期的に交換が必要な消耗品
軽自動車の車検費用
軽自動車の車検費用では分かりやすくするために税金関係と保険費用は抜いた金額の整備費用だけを比較していきたいと思います。
【税金と保険はこちらの記事】
ディーラーの車検費用
ディーラーの整備費用をいくつかピックアップしました。
【軽自動車の車検料金】
ディーラー名 |
車検基本料金 |
検査料金 |
代行手数料 |
合計整備費用 |
トヨタ |
14,580円 |
8,640円 |
10,800円 |
34,020円 |
スバル |
18,600円 |
7,566円 |
8,640円 |
34,806円 |
ダイハツ |
21,060円 |
8,100円 |
10,800円 |
39,960円 |
マツダ |
23,760円 |
7,350円 |
9,612円 |
40,722円 |
日産 |
18,900円 |
15,750円 |
7,875円 |
42,525円 |
スズキ |
22,680円 |
12,960円 |
8,640円 |
44,280円 |
ホンダ |
25,600円 |
8,640円 |
10,800円 |
45,040円 |
各メーカーの料金サイト参考にしましたが、地域や店舗によって金額差はありますので、あくまでも参考程度にしてもらえればと思います。
平均的にみても車検を通すだけでも4万の整備費用は必ずかかってくるのは間違いなさそうですね。
ここからさらに何か不具合があればプラスされます。
それにしてもトヨタの軽自動車が一番安くなるのはちょっと意外ですね〜
軽自動車といったら「スズキ」「ダイハツ」が主力でなので、普通車が多いトヨタにはなかなか持ち込まないと思いますが、ダイハツのOEM車であればトヨタに持ち込む可能性は十分ありますので、断然トヨタの方が安く出来てしまいますね。
それに比べて軽自動車専門ともいえるスズキはほぼ最下位に近い!!スズキは少し料金体系を見直した方がいいですよね〜
整備費用の4万はあくまでも最低金額としてとらえた方がいいでしょう。
車検専門店と車用品店
車検専門店と車用品店の全国にある知名度があり車検費用が安い店舗をピックアップして、平均を出して見ました。
【軽自動車の車検料金】
店舗名 |
車検基本工賃 |
検査料金 |
合計 |
コバック |
9,500円 |
基準外の場合かかる |
9,500円 |
オートバックス |
12,800円 |
0円 |
12,800円 |
車検の速太郎 |
13,000円 |
0円 |
13,000円 |
ホリデー車検 |
14,364円 |
10,800円 |
25,164円 |
イエローハット |
25,800円 |
0円 |
25,800円 |
車検専門店では基本料金が安い所が多いので、あまり整備内容にこだわらない方であれば利用するのも有効的だと思います。
コバックが一番車検費用が安いですが、完成検査で通らない部分が出てくると調整費用として検査料金がかかるようです。
オートバックスは検査料金も込みなので、調整が追加になっても料金は変わりません。
最安値を狙うなら「コバック」か「オートバックス」の2店舗が良さそうです。
しかしここに乗っている料金はあくまでも最低料金なので他に何か悪い所があれば追加整備料金が発生します。
個人の整備工場
個人で経営している整備工場では車検に力を入れている所もあり、比較的に料金が安くなっている所もあります。
整備に対する技術や知識はレベルが高い所も多いのでちょっとしたアドバイスなんかも聞ける関係になってくると頼りになります。
車に対する悩みとか相談もしやすくなるので信頼できそうな店舗を一つぐらいは見つけた方がいいでしょう。
比較的に安めの店舗をネットで探して平均を出してみました。
【軽自動車の車検料金】
|
車検基本料金 |
検査料金 |
代行手数料 |
合計 |
個人の整備工場 |
22,392円 |
0円〜10,800円 |
0円〜8,640円 |
22,392円〜41,832円 |
地域や店舗によって金額の差はありますが、探せばもっと安く出来る所は見つかると思います。
個人経営なので「料金」「技術」にも差がありますが信頼できる工場が見つかれば、多少のわがままも聞いてくれたりしますので便利な部分もあります。
その逆に、かなり適当な工場があったりしますので見極める最低条件として工場が綺麗な所を選んだ方がいいです。
工場汚い=仕事も汚い
このような可能性が高いのです。
昔は整備工場が汚れているのが多かったですが、今は時代遅れです。
真っ黒な「手」や「ツナギ」で愛車を乗られるのは誰でも嫌ですし工場がちらかっていたら部品を落としたりした時には探すのも一苦労ですし、作業効率が悪くなります。
プロなら整理整頓は最低限整えて仕事に取り組むのが当たり前なので、そういった所を簡単に見抜けるのが工場が綺麗かどうかです。
個人経営だけではなく車検専門店やディーラーでも、この部分は意識して選んだ方がいいでしょう。
無料で車検見積もりが出来る店舗を利用すれば簡単に車検を安く済ませる事が可能になる
車検にはいろいろな特徴があり料金自体も不明確な部分な工場が多いので自分で各地を探し回るのはとても骨が折れる事になります。
そこでとっておきの良いサービスもあります!
全国各地で安くて優良な店舗を手軽に探す事が出来るサービスがあるんです。
ネットでカンタンに検索出来て、さらに車検の無料見積もりを車をちゃんと点検して出してくれるサービスです。
こういったサービスは無料で出来るので車検費用を抑えたいなら数社を比較して行えば、どこが一番安いか分かるようになりまのでおすすめです。
定期的に交換が必要になる消耗品
車の部品には使用すれば消耗して定期的に交換が必要になってくる部品があります。
消耗する部品は車種や走行距離などによっても違いは出てくるので、今回は平均的なメンテナンス費用を出すのにいくつか条件を絞って出してみます。
- 車はワゴンR
- 年間走行距離は平均的な10,000q
車の平均的な乗り換えのサイクルは8年〜10年なので車を10年間所有した時に交換が必要になってくる主な消耗品を選んで出して見ました。
【ワゴンRの10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
タイヤ155/65/14×4本 | 50000q |
21,600円 |
2回 |
43,200円 |
ブレーキディスクパッド | 30000q |
13,000円 |
3回 |
39,000円 |
バッテリー M-42 | 30,000q |
8,500円 |
3回 |
25,500円 |
ベルト類 | 50000q |
13,000円 |
2回 |
26,000円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 330,300円 |
10年間でかかる消耗品は330,300円!
こうしてみると結構かかりますよね〜(;´Д`)
一番かかるのが「エンジンオイル」で次が「タイヤ」ですね。
あくまでも参考の数値なので使用状況や車によっても変わってくると思いますが、年間で平均すると3万前後はメンテナンスでかかる事になります。
【車種別で詳しく知りたい方はこちら】
軽自動車の年間メンテナンス代まとめ
年間で車のメンテナンス部分を確認して見るとこんなにも交換する所があるのかと思いますが、車の部品は消耗していく部分もあるので定期的に交換をしていかなければいけません。
特にエンジンオイルとブレーキ関係のメンテナンスは怠ると危険な目にあうので必ず交換しないといけません。
今回紹介した以外にも必要になってくる物は出てくると思います。
例えば
- フロントガラスが割れてしまった
- ドアミラーが動かなくなった
- ナンバー灯の球が切れた
- 車をぶつけてしまった
などなど車にはいろいろな部品が付いていますので定期的な消耗品以外も場合によってはかかってきます。
今回紹介してものは、最低限必要になってくるものと判断してもらった方がいいでしょう。
年間でかかるメンテナンス費用を合計すると車検の費用は2年に一回なので半分になり消耗品関係は10年計算だったのでこれを年間で見てみると。
【年間にかかるメンテナンス代】
年間費用金額 |
|
車検費用 | 4,750円〜22,520円 |
消耗品関係 | 33,030円 |
合計 | 37,780円〜55,550円 |
年間メンテナンス合計は37,780円〜55,550円
このぐらいは年間でかかってくる計算になります。
消耗品部分は毎年交換しない部品もあるので年間の金額も変わると思いますが毎年これぐらいかかると分かっていれば余った費用を翌年などに積み立てしていけば車のメンテナンスを十分に行っていく事が可能になり車も長持ちしてくれると思います。
一番いけないのが、交換時期を超えてしまい他の部品までダメにしてしまう事です。
例えば
ブレーキディスクパッドなんかは交換時期を超えて使用をしているとブレーキディスクパッドの摩耗材が無くなり直接金属同士が削れる事になり違う部品まで交換が必要になってきます。
こうなってくると余計な費用はかかりますし、何よりも危険な走行を繰り返す事になるので、ダブルで痛い目に合う事になります。
定期的に交換が出来るように、年間のメンテナンス費用をある程度把握していれば無駄な出費と思う事はなく、当然の出費と理解できると思いますので参考にしてください。
という訳で定期的なメンテナンスをしていれば車はちゃんと答えてくれますのでしっかりと維持管理していきましょう!
もしメンテナンスに興味があり、自分で作業してみたい方はこのサイトでも簡単に自分で出来る方法を載せていますので参考にしてください。