フィットハイブリッドの実燃費と年間にかかる維持費がまるわかり
ホンダのコンパクトカー「フィットハイブリッド」!!
初代フィットから爆発的なヒットで今でも根強い人気を誇る車です。
フィットといえば燃費が良い車という事は知られていますが、さらにハイブリッドタイプが発売されているので燃費が格段に向上されているのが期待できます。
燃費が良ければ年間にかかる維持費を抑える事が出来るので購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
しかし車の維持費は燃費だけではなく、その他にも税金、保険、メンテナンスなどなどいろいろ費用がかかってきます。
今回はフィットハイブリッドに関する維持費をより正確な数字を出すために、平均的な「走行距離」と「使用年数」を調べて実際にかかる年間費用を出して見ました。
年間でどのくらいかかってくるのかを知っていれば今後の車購入の判断材料として役に立ちますので是非参考にしてください。
記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。
フィットハイブリッドにかかる維持費
車を維持していくには必ずかかってくる費用があります。
どのような費用が必要になってくるか確認してみましょう。
【フィットハイブリッドにかかる維持費】
- 燃料費
- 任意保険
- 自賠責保険
- 駐車場
- 車検
- 重量税
- 自動車税
- メンテナンス
フィットハイブリッドにかかる維持費はこのような費用があります。
この費用は必ずかかってはきますが、使用する地域や使用する用途などによって金額に差がでますが、使用条件を全国的に平均なものに決めて費用を出して確認していきます。
【条件】
- 走行距離数は年間平均的な10,000q
- 駐車場代は全国平均の8,500円
- ガソリンの単価はリッター130円
- 新車から購入して10年間
車維持費のなかでもメンテナンス費用の部分は大きな金額になのでよりリアルな数字を出す為に、実際の平均使用年数で計算していきたいと思います。
車を使用する期間の平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。
この条件で維持費を計算して確認してみましょう。
フィットハイブリッドの実燃費
フィットハイブリッドの燃費はメーカーで34.0q/Lとされていますが、実際に使用しての平均的な実燃費は21.1q/L前後になります。
この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。
年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷21.1q/L×130円=61,611円
年間でかかる燃料費は61,611円になります。
フィットハイブリッドの任意保険
任意保険とは車が万が一事故した場合に補償してくれる保険で加入するかしないかは自己判断になります。
車を所有している方のほとんどが任意保険に加入されているので今回は任意保険を加入して車両保険も付けた費用で計算していきます。
任意保険の料金は補償内容や保険会社、年齢、等級、などのいろいろな条件によって保険の金額は変わってきますが、ここでは平均的な保険料の費用で見ていきます。
フィットハイブリッドの車両料率クラスは
対人:5/対物:4/搭乗者:4/車両:4になります。
今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が68,700円になります。
年間でかかる任意保険代は68,700円になります。
フィットハイブリッドの自賠責保険
自賠責保険とは車を所有するうえでは必ず加入しないといけない保険なので強制保険とも呼ばれています。
車の購入した時や車検を通す時などには加入が必要になってきます。
新車から3年間加入で37ヶ月加入の36,780円
その後は24ヶ月加入になり25,830円を残り7年間で4回加入しますので
25,830円×4=103,320円
36,780円+103,320円÷10年間=14,010円
年間でかかる自賠責保険は14,010円になります。
駐車場代
車を購入すると保管する場所が必要になりますので駐車場の費用もかかってきます。
駐車場代は地域によっての差が大きくあり、特に都内では地方の何倍にもなる事が多いです。
今回は全国の平均で全体費用の一部として計算していきます。
全国の月々駐車料金を調べてた所、高い地域と安い地域での差が、かなり大きい事が分かりました。
- 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円
- 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円
東京は高すぎますねっ!
だって長野の8倍にもなりますよ・・・(;´Д`)
こういった感じで使用する地域によって金額の差がかなり大きくなりますが、今回は全国平均で計算してみます。
全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円
8,500円×12ヶ月=102,000円
年間でかかる駐車場代は102,000円になります。
車検費用
車検はほとんどの方が整備工場に依頼していますので整備工場の平均的な車検費用を出していきます。
車検費用は自賠責保険と重量税を抜いた整備費用のみです。
基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので
新車から3年で一回目の車検で40,000円
残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円
40,000円+160,000円÷10年間=20,000円
年間にかかる車検費用は20,000円になります。
フィットハイブリッドの重量税
重量税とは車の重量の大きさで税金の金額が変わってきます。
フィットハイブリッドは重量税が購入時と2回目車検では免税となります♪
重量税 |
|
新車購入時 | 0円 |
初回車検時 | 0円 |
2回目以降車検時 | 15,000円 |
2回目車検から重量税がかかってくるようになりますので5年目からかかります。
残り5年間で3回車検を受けるので15,000円×3÷10年間=4,500円
年間にかかる重量税は4,500円になります。
フィットハイブリッドの自動車税
自動車税とは車の排気量や年式によって金額が変わってきます。
フィットハイブリッドは1500tでエコカー減税対象車になるので翌年の自動車税が安くなります。
自動車税 |
|
初年度 | 34,500円 |
2年目 | 9,000円 |
3年目以降 | 34,500円 |
新車から10年で計算します。
34,500円×9+9,000円÷10年間=31,950円
年間にかかる自動車税は31,950円になります。
フィットハイブリッドのメンテナンス費用
フィットハイブリッドは回生ブレーキのおかげでブレーキディスクパッドは10万キロ走行しても交換する必要はないでしょう。
【フィットハイブリッドの10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
タイヤ4本185/60/15 | 50000q |
32,400円 |
2回 |
64,800円 |
バッテリー 44B19L | 30,000q |
6,500円 |
3回 |
19,500円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 280,900円 |
10年間での消耗品合計は280,900円になるので年間では28,090円÷10年間=28,090円
メンテナンス費用は年間で28,090円かかることになります。
年間でみると結構かかるように感じますが、ここに出ている費用は最低限必要になってくる部分です。
このほかにも何か不具合が起きたり故障した場合はさらに費用がかかってくるので、あくまでも最低限かかる費用と認識した方がいでしょう。
以上が平均的な年間費用になります。
フィットハイブリッド年間の維持費まとめ
ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、
【フィットハイブリッドの年間維持費】
燃料費 | 61,611円 |
任意保険 | 68,700円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
車検 | 20,000円 |
重量税 | 4,500円 |
自動車税 | 31,950円 |
メンテナンス | 28,090円 |
維持費合計 | 330,861円 |
フィットハイブリッド年間にかかる維持費合計は330,861円!
この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?
比較をするのは長年のライバル車「ヴィッツハイブリッド」で比べて見たいと思います!
ヴィッツハイブリッドの実質燃費は21,9q/L
年間の燃料費は59,360円になります。
ではこの維持費部分をフィットハイブリッドとヴィッツハイブリッドで比較して見ましょう。
【フィットハイブリッドとヴィッツハイブリッドの年間維持費】
|
フィットハイブリッド |
ヴィッツハイブリッド |
燃料費 | 61,611円 |
59,360円 |
任意保険 | 68,700円 |
60,500円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
102,000円 |
車検 | 20,000円 |
20,000円 |
重量税 | 4,500円 |
4,500円 |
自動車税 | 31,950円 |
31,950円 |
メンテナンス | 28,090円 |
31,060円 |
維持費合計 | 330,861円 |
323,380円 |
年間で‐7,481円ほどの差がでます!
ほぼ互角ですかね!
この金額差であれば、ほとんどどちらも年間維持費は変わらないぐらいの金額ですね。
燃費もさほど変わらないので、あとは乗り方次第ってとこですかね!
メンテナンス部分はどちらの車種もブレーキパッドの交換が10年ぐらいでは必要になってきません。
さらにファンベルトもレス車なのでこの辺の費用が両方とも抑える事が出来ます。
年間のコストはハイブリッド車では安く抑える事はできますが購入価格は普通の車に比べて高いです!
燃費が良くなる代わりに購入する時の価格が高くなるのがハイブリッドのデメリット部分なので、フィットハイブリッドの購入時に出来る限り安くする事がポイントになってきます。
フィットハイブリッドを購入するなら商談ポイントが決め手!
クルマを購入するなら、何も戦略なしに商談してしまうと損をしてしまいます!
クルマは金額が大きい買い物なので値引きの幅も大きくなります。
そこを何も知らないで営業マンと交渉してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。
長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく効果的な方法があります!
「買う」と「売る」の2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。
誰でも出来る「高値売却」のポイント
車の売却時には「ある事」を徹底するだけで高値を引き寄せる
古い車を乗り続けるか迷った時には確認する3つのポイント
「最安値」を狙う簡単なコツ
新車に乗り換える時はベストタイミングを見逃すな!
新車乗り換え時期を見極めるには比較がポイントになる!
どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。
高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか