NBOXの実燃費と年間維持費を計算すると比較しやすくなる
ホンダの軽自動車で人気がある「NBOX」販売台数も好調で軽自動車の中でも特に売れている車になります。
その人気の秘密が、室内空間の広さ!
今までの軽自動車にはなく、乗用車にも引けをとらない空間でファミリーでも十分に使える広さなので使い勝手が良い
さらに室内空間だけではなく、外観の角ばったデザインも評判が良く小さめのミニバンといった見た目も人気を呼んでいます!
特に子育て世代のママさん達にが乗っている事が多くてスライドドアは子供を乗り降りしやすいですし、荷物も楽に積み下ろししやすい。
軽自動車なのでボディも小さく場所もとらないので普段の買い物などには抜群の便利さを発揮しています。
NBOXは私が整備士時代の頃にも沢山整備してきましたが特にこれといって大きな不具合もなかった車なので私の印象では優秀な車でしたね。
車体が大きいので走りに関しては出だしがもっさりとしていましたが、速度が出れば特に気にはならない程度でしょう。
ではそんなNBOXを実際に購入すると燃費や維持費はどのくらいかかるのか?
この辺も確認しないと、購入してから予想外の費用に悩まされる事にもなりかねません。
車は購入してからも費用がかかってくるので、長く上手に付き合うには全体的な維持費を把握する必要があります!
そこで今回は、実際の維持費に近いよりリアルな維持費を出すための計算をしていきます。
車の平均使用年数は8年〜10年がほとんどなので、この年数を所有した年間維持費を出す事によって、よりリアルな費用が出す事が出来ます。
車のメンテナンスは交換時期などがどれも一緒ではないので実際の使用年数に近いものにしないと意味がありません。
エンジンオイルは何回交換するのか?
ブレーキオイルは何回交換するのか?
こういった細かい所を、正確に出す事でより現実的な費用を知る事が出来ます。
さらにNBOXの維持費を詳しく知る事で、いくつかメリットがあるんですよ!
- 販売営業マンに購入後も含めて商談出来る!
- 家族を説得させる材料となる!
- 維持費を含めて比較すると本当の価格価値が見える!
といったように、周囲の方達よりも詳しい情報を得る事になるので車をトータルで比較する事が出来ます!
つまり自分が求めている物と金額差を比べる事が簡単に出来るようになるので価値ある車選びが出来るようになります。
これからの車購入や車選びに役に立てて下さい。
記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。
NBOXにかかる年間維持費
車を維持していくには必ずかかる費用がありますが、どのような費用が発生するのか確認していきましょう。
【NBOXにかかる維持費】
- 燃料費
- 任意保険
- 自賠責保険
- 駐車場
- 車検
- 重量税
- 自動車税
- メンテナンス
NBOXにかかる維持費にはこのような費用があります。
この費用は使用していく地域や使用する目的によって金額に差がでますが、この辺を全国的な平均で、条件を決めて費用を計算します。
【条件】
- 走行距離数は年間平均的な10,000q
- 駐車場代は全国平均の8,500円
- ガソリン単価は過去5年間平均のリッター130円
- 新車から購入して10年間
この条件の中で最も重要になるのが「使用年数」になります。
使用年数で、年間維持費の金額が大きく変わり特に条件によって左右されるのが「メンテナンスの費用」です。
何年使用するかでも交換する部品が変わるので、交換時期も部品によって違ってきます。
そこで、よりリアルな数字を出す為に、実際の平均使用年数で計算していきます。
車の使用期間平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。
この条件で維持費を計算して確認してみましょう。
NBOXの実燃費
NBOXの燃費はメーカーで25,4q/Lとされていますが、実際に使用しての平均的な実燃費は16,5q/L前後になります。
※この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。
年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷16,5q/L×130円=78,788円
年間でかかる燃料費は78,788円になります。
NBOXの任意保険
任意保険は万が一事故などが発生した時に、相手の車両や自分の車両の修理費用などを一部または全額補償してくれる保険で、加入自体は自己判断になります。
車を購入したほとんど人が任意保険に加入するので今回は任意保険も加入して車両保険を付けた費用で計算していきます。
任意保険は補償内容や、年齢、等級、保険会社の種類などの条件により保険の料金は変わりますが、ここでは平均的に発生する保険料の費用で見ていきます。
軽自動車の車両料率クラスはありませんので今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が44,800円になります。
年間でかかる任意保険代は44,800円になります。
NBOXの自賠責保険
自賠責保険は車を使用するには必ず加入が必要になる保険で強制保険とも呼ばれています。
車を購入した時や車検を受ける時には保険加入が必要になリます。
新車から3年間加入で37ヶ月加入の35,610円
その後は24ヶ月加入になり25,070円を残り7年間で4回加入しますので
25,070円×4=100,280円
35,610円+100,280円÷10年間=13,589円
年間でかかる自賠責保険は13,589円になります。
駐車場代
車を維持するには保管する場所も必要になりますので駐車場の費用がかかります。
駐車場代は使用する地域によって金額の差が大きくなり特に都内と地方では倍以上の価格差があるんです。
【駐車場を安くする方法もコチラの記事で紹介してます!】
今回は全国の平均で年間維持費の一部として計算していきます。
まず全国の駐車料金が高いNO1と安いNO1の差を見てください!
- 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円
- 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円
東京の金額がもの凄く高いんです!
長野の8倍に・・・(;´Д`)
このように駐車場を利用する地域で、金額に大きな差が出ますが、今回は全国平均で計算します。
全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円
8,500円×12ヶ月=102,000円
年間で必要になる駐車場代は102,000円になります。
車検費用
車検は多くの人が整備工場に依頼して受けているので整備工場の平均的に車検費用を出していきます。
車検費用は重量税と自賠責保険は省いた整備費用のみです。
基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので
新車から3年で一回目の車検で40,000円
残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円
40,000円+160,000円÷10年間=20,000円
年間にかかる車検費用は20,000円になります。
NBOXの重量税
重量税は車両重量の大きさで税金の料金が変わります。
NBOXは25%減税対象車なので減税になります。
重量税 |
|
新車購入時 | 5,600円 |
初回車検時 | 5,000円 |
2回目以降車検時 | 5,000円 |
新車購入時は5,600円(3年間)
2回目車検以降、からは5,000円の重量税が発生します。
10年間で車検をする回数は5回
そのうち3年間は重量税が5,600円で残り7年間で4回の車検を受ける事になりますので、
5,000円×4+5,600÷10年間=2,560円
年間にかかる重量税は2,560円になります。
※日本自動車整備振興会の検索ツールで計算しています。
NBOXの自動車税
自動車税は車のエンジンの排気量や年式により金額が変わります。
NBOXの自動車税は特に減税はありません。
自動車税 |
|
初年度 | 10,800円 |
2年目 | 10,800円 |
3年目以降 | 10,800円 |
自動車税は毎年発生しますので
年間にかかる自動車税は10,800円になります。
NBOXのメンテナンス費用
NBOXを維持するには定期的なメンテナンスも重要なので欠かせません。
最低限必要になる費用を出して見ました。
【NBOXの10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
タイヤ4本155/65/14 | 40000q |
24,000円 |
2回 |
48,000円 |
バッテリーM42R | 30,000q |
11,500円 |
3回 |
34,500円 |
ブレーキパッド | 40000q |
16,500円 |
2回 |
33,000円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
ファンベルト | 50,000q |
17,800円 |
1回 |
17,800円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 329,900円 |
10年間での消耗品合計は329,900円になるので年間では329,900円÷10年間=32,990円
メンテナンス費用は年間で32,990円かかることになります。
年間でメンテナンス費用を確認すると、かなりかかるように見えますがここに出している費用は基本的な部分になります。
もし何か不具合などが発生した場合では、交換する部品が増えてきますのであくまでも最低限の費用として認識してもらった方が良いでしょう。
NBOXの年間維持費まとめ
ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、
【NBOXの年間維持費】
燃料費 | 78,788円 |
任意保険 | 44,800円 |
自賠責保険 | 13,589円 |
駐車場 | 102,000円 |
車検 | 20,000円 |
重量税 | 2,560円 |
自動車税 | 10,800円 |
メンテナンス | 32,990円 |
維持費合計 | 305,527円 |
NBOXにかかる維持費合計は305,527円!
この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?
比較をするのはライバル車のダイハツ「ウェイク」で比較したいと思います!
ウェイクの実質燃費は16q/L
年間の燃料費は81,250円になります。
ではこの維持費部分をNBOXとウェイクで比較して見ましょう。
【NBOXとウェイクの年間維持費】
|
NBOX |
ウェイク |
燃料費 | 78,788円 |
81,250円 |
任意保険 | 44,800円 |
44,800円 |
自賠責保険 | 13,589円 |
13,589円 |
駐車場 | 102,000円 |
102,000円 |
車検 | 20,000円 |
20,000円 |
重量税 | 2,560円 |
2560円 |
自動車税 | 10,800円 |
10,800円 |
メンテナンス | 32,990円 |
32,990円 |
維持費合計 | 303,882円 |
301,420円 |
年間で2,462円の差が出ます!
タイヤサイズやバッテリーサイズも一緒なので、ほとんど維持費に関してはどちらも変わらないと言えるでしょう。
では販売価格差はどうなっているのかも確認してみましょう!
- NBOX(G) 1,385,640円
- ウェイク(D) 1,350,000円
販売価格差は35,640円ほどウェイクの方が安くなります。
このぐらいの金額であれば、どちらも変わらないほどの差額ですね。
こうなってくると、あとはもうデザインでの比較や乗り心地などで比較していくしかありませんね。
補足として私の長年の整備士としての経験上ですがホンダはエンジンに関してはダイハツに比べて優れていると感じます。
これは、長年経験したエンジンの不具合回数やエンジンの異音やエンジン周辺のセンサー類などなど総合的に比べるとホンダのエンジンの方が私は優秀だと思います。
特に私がホンダ好きとかではありませんし、むしろ整備性があまり良くないので嫌いな方ですが、エンジンだけは良く出来ていると認めています。
まあでも、10年やそこらでエンジンがダメになる事はありませんので特に気にする必要はないですが、デザインも乗り心地でも決められないで迷っている場合の時には、少しの判断材料として加えて下さい。
さらに今後NBOXを購入する予定がある場合では少しでも安く購入出来た方が良いですよね?
NBOXの販売価格を最大限の値引きをさせる事が出来れば、新車での役に立つオプションパーツなども選びたい放題ですよ!
せっかく購入するなら自分好みの個性的な1台に仕上げたいですよね♪
自分だけの特別仕様に仕上げることも車体価格以上の価値を味わえる事ができるので購入後も愛着が沸いたり、後悔する事もないでしょう!
NBOXを購入するなら商談ポイントが決め手!
クルマの購入をする時には、何も戦略をしないで商談すると大損をしてしまいます!
クルマは大きな買物になるので値引きの幅も大きな金額になります。
そこを何も知らないで営業マンと商談してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。
誰でも簡単に出来る方法です。
長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!
「買う」と「売る」の2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。
誰でも出来る「高値売却」のポイント
車の売却時には「ある事」を徹底するだけで高値を引き寄せる
古い車を乗り続けるか迷った時には確認する3つのポイント
「最安値」を狙う簡単なコツ
新車に乗り換える時はベストタイミングを見逃すな!
新車乗り換え時期を見極めるには比較がポイントになる!
どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。
高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか