N-WGNの年間維持費を計算すればクルマ選べが簡単になる!
ホンダのNシリーズで人気がある「N-WGN」!「New Next Nippon Norimono」のCMも知っている方も多いと思いますが、Nシリーズは「日本で1番売れている軽自動車」です。
特にN-BOXは実際2017年の軽自動車売り上げ1位!
軽自動車をメインにしてきたスズキやダイハツを抑えての1位なので評価の高いクルマとなっています。
N-WGNはNシリーズでも中間のスタイルになりエンジンのパワーと室内の広さをバランスよく発揮する事が出来るクルマです。
もちろん安全性能も優れており、車で初めて新・安全性能総合評価で5つ星を獲得した事で話題になった車でもあります!
そんな優秀なクルマですが、私の母はN-ONEを選びました(-_-;)
まあ〜決めたポイントはデザインが気に入ったらしく選んだらしいです。
確かにクルマはデザインも大事ですよね!
長い付き合いになるので、愛着が沸くクルマじゃないと乗りたくない気持ちも分かります。
クルマを選ぶ基準は人によって違うと思いますが、まずは気に入った車を詳しく知る事が大事です。
デザインは見ればわかります。販売価格も見ればわかります。
しかし車の維持費はざっくりとした費用は何とな〜くわかるけど年間でどのくらいの金額がかかってくるか分かっている方はとても少ないです。
クルマの維持費は販売価格よりも大きな金額になるのは知っていますか?
つまり車を選ぶ時には、販売価格と維持費を合わせて検討した方がより車の実際の価格を比較して決める事ができます!
さらに年間維持費を詳しく知る事でこんなメリットが!
- 販売営業マンに購入後も含めて商談出来る!
- 家族を説得させる材料となる!
- 維持費を含めて比較すると本当の価格価値が見える!
などなど、このような購入時の商談材料やクルマ選びで迷った時の比較材料としても一つの基準として役に立ちます。
販売価格だけじゃない、実際にかかる年間ランニングコストを知る事で、車の本当の価格で比較をする事ができますよ!
是非これからの車購入や車選びに役に立てて下さい。
記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。
N-WGNにかかる年間維持費
クルマを維持していくには必ずかかる費用がありますが、どのような費用が発生するのか確認していきましょう。
【N-WGNにかかる維持費】
- 燃料費
- 任意保険
- 自賠責保険
- 駐車場
- 車検
- 重量税
- 自動車税
- メンテナンス
N-WGNにかかる維持費にはこのような費用があります。
この費用は使用地域や使用する目的によって金額に差がでますが、この辺を全国的な平均で、条件を決めて費用を計算します。
【条件】
- 走行距離数は年間平均的な10,000q
- 駐車場代は全国平均の8,500円
- ガソリン単価は過去5年間平均のリッター130円
- 新車から購入して10年間
この条件の中で重要になるのが「使用年数」になります。
使用していく年数により、年間維持費の金額が大きく変わり特に条件で左右されるのが「メンテナンスの費用」です。
クルマを何年使用していくかで交換する部品が変り、交換時期も部品によって違います。
そこで、よりリアルな数字を出す為に、実際の平均使用年数で計算していきます。
車の使用期間平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。
この条件で維持費を計算して確認してみましょう。
N-WGNの実燃費
N-WGNの燃費はメーカーで29,4q/Lとされていますが、N-ONEを実際に使用しての平均的な実燃費は16,6q/L前後になります。
※この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。
年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷16,6q/L×130円=78,313円
年間でかかる燃料費は78,313円になります。
N-WGNの任意保険
任意保険は万が一事故などを起こした場合では、相手の車両や自分の車両の修理費用などを一部または全額補償してくれる保険で、加入自体は自己判断になります。
クルマを購入したほとんどの人が任意保険に加入しているので今回は任意保険に車両保険を付けた費用で計算します。
任意保険は補償内容や、年齢、等級、保険会社の種類などの条件により保険の金額は変わりますが、ここでは平均的な保険料の費用で見ていきます。
軽自動車には車両料率クラスはないので今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が44,800円になります。
年間でかかる任意保険代は44,800円になります。
N-WGNの自賠責保険
自賠責保険はクルマを使用していくには必ず加入が必要な保険で強制保険とも呼ばれています。
車を購入した時や車検を受ける時には保険加入が必要になリます。
新車から3年間加入で37ヶ月加入の35,610円
その後は24ヶ月加入になり25,070円を残り7年間で4回加入しますので
25,070円×4=100,280円
35,610円+100,280円÷10年間=13,589円
年間でかかる自賠責保険は13,589円になります。
駐車場代
クルマを維持していくには保管する場所も必要になりますので駐車場の費用がかかります。
駐車場代は使用していく地域によって料金の差が大きくなり特に都内と地方では倍以上の価格差があります。
【駐車場を安くする方法もコチラの記事で紹介してます!】
今回は全国の平均で年間維持費の一部として計算していきます。
まずは全国の駐車料金が高いNO1と安いNO1の差を紹介します!
- 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円
- 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円
全国NO1で高いのが東京です!
長野の8倍になります・・・(;´Д`)
このように駐車場を利用する地域で、金額に大きな差が出ますが、今回は全国平均で計算します。
全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円
8,500円×12ヶ月=102,000円
年間で必要になる駐車場代は102,000円になります。
車検費用
車検はほとんどの人が整備工場に依頼して受けているので整備工場の平均的に車検費用を出していきます。
車検費用は重量税と自賠責保険は省いた整備費用のみです。
基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので
新車から3年で一回目の車検で40,000円
残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円
40,000円+160,000円÷10年間=20,000円
年間にかかる車検費用は20,000円になります。
N-WGNの重量税
重量税は車両重量の大きさで税金の料金が変わります。
N-WGNは新車購入時には重量税が50%減税になります。
重量税 |
|
新車購入時 | 3,700円 |
初回車検時 | 5,000円 |
2回目以降車検時 | 5,000円 |
新車購入時は3,700円(3年間)
2回目車検以降、からは5,000円の重量税が発生します。
10年間で車検をする回数は5回
そのうち3年間は重量税は0円で残り7年間で4回の車検を受ける事になりますので、
5,000円×4+3,700÷10年間=2,370円
年間にかかる重量税は2,370円になります。
※日本自動車整備振興会の検索ツールで計算しています。
N-WGNの自動車税
自動車税は車のエンジンの排気量や年式により金額が変わります。
N-WGNは翌年度自動車税が25%減税になります。
自動車税 |
|
初年度 | 10,800円 |
2年目 | 8,100円 |
3年目以降 | 10,800円 |
自動車税は毎年になるので10年間のうち翌年度だけが8,100円残りの9年間は10,800円なので
10,800円×9年間+8,100円÷10年間=10,530円
年間にかかる自動車税は10,530円になります。
N-WGNのメンテナンス費用
N-WGNを維持していくには定期的なメンテナンスも欠かせません。
最低限必要になる費用を出して見ました。
【N-WGNの10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
タイヤ4本155/65/14 | 40000q |
24,000円 |
2回 |
48,000円 |
バッテリーM42R | 30,000q |
11,500円 |
3回 |
34,500円 |
ブレーキパッド | 40000q |
16,500円 |
2回 |
33,000円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
ファンベルト | 50,000q |
17,800円 |
1回 |
17,800円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 329,900円 |
10年間での消耗品合計は329,900円になるので年間では329,900円÷10年間=329,900円
メンテナンス費用は年間で32,990円かかることになります。
年間でメンテナンス費用を出してみるとかなりかかるように見えますがここに出している消耗品はどれも基本的な物ばかりです。
何か不具合などが発生した場合ではこれ以上の出費になるのであくまでも最低限の費用として認識してもらった方が良いでしょう。
N-WGNの年間維持費まとめ
ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、
【N-WGNの年間維持費】
燃料費 | 78,313円 |
任意保険 | 44,800円 |
自賠責保険 | 13,589円 |
駐車場 | 102,000円 |
車検 | 20,000円 |
重量税 | 2,370円 |
自動車税 | 10,530円 |
メンテナンス | 32,990円 |
維持費合計 | 304,592円 |
N-WGNにかかる維持費合計は304,592円!
この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?
比較をするのは同じNシリーズの「N-ONE」と言いたい所ですが・・・
以前の記事で比較をしていますのでコチラを参考に!
せっかくなので、ここは長年軽自動車の人気車を出してきたスズキから1台選択したいと思います。
スズキの中でも特に人気が高いワゴンRハイブリッドと比較してみましょう!
ワゴンRハイブリッドの実質燃費は19,6q/L
年間の燃料費は66,327円になります。
ではこの維持費部分をN-WGNとワゴンRハイブリッドで比較して見ましょう。
【N-WGNとワゴンRハイブリッドの年間維持費】
|
N-WGN |
ワゴンRハイブリッド |
燃料費 | 78,313円 |
66,327円 |
任意保険 | 44,800円 |
44,800円 |
自賠責保険 | 13,589円 |
13,589円 |
駐車場 | 102,000円 |
102,000円 |
車検 | 20,000円 |
20,000円 |
重量税 | 2,370円 |
2,180円 |
自動車税 | 10,530円 |
10,260円 |
メンテナンス | 32,990円 |
31,790円 |
維持費合計 | 304,592円 |
290,946円 |
年間で13,646円の差が出ます!
さすがにハイブリッドのワゴンRには燃費ではかないませんね税金やメンテナンス部分などもワゴンRの方が安く抑える事が出来ています。
では販売価格差も確認してみましょう!
- N-WGN(C) 1,090,000円
- ワゴンRハイブリッド(FX) 1,177,200円
販売価格差は87,200円ほどN-WGNの方が安くなります。
これを先ほどの年間維持費で割ると
87,200円÷13,646円=6,3
6年以上クルマを所有するとワゴンRハイブリッドの方が金額的には安く抑える事ができます。
もし金額的に迷っているならワゴンRハイブリッドの方が良いですが他のデザインや走行性能などで迷っている場合では、トータル金額の差額を知ったうえで、十分選ぶ価値があると判断出来るまで試乗などを繰り返した方が良いでしょう。
【参考程度に】
私が今まで長年整備士をしてきましたが、軽自動車でエンジンのトラブルが少ないのは、ホンダの軽自動車です!
ダイハツ、スズキなども特別トラブルがあるという訳ではないエンジンですがホンダのエンジンは良く出来ているエンジンです。
古くなっても、エンジンの振動が少ない所や、安定して故障が少ない優秀なエンジンです。
私は特別にホンダが好きとかでは全くなく、整備性が悪いので逆に嫌いな方なんですがエンジンだけは認めています。
まあ今のクルマはどのメーカーも良く出来ていますし耐久性もあるので10年前後ぐらいでエンジンがダメになる事はありませんのでちょっとした参考程度にとらえて下さい。
どのメーカーの車を購入するにしても誰もが気になるのが販売価格の値引きですよね!
コンビニで値引き交渉する方はいませんが、クルマ屋では当たり前に値引き交渉しますよね。
むしろ値引き交渉をしないと損をしてしまう事にもなるのでちょっとした知識は必要です。
販売価格をよりも安く買う事が出来れば!
先ほどの価格差だって気になる事もなくなり節約する事も出来ますし、購入時のオプションパーツなどを充実させる事も出来るようになります。
クルマは購入したあとも長〜〜く付き合っていくので、自分だけのオリジナル仕様に仕上げることはデザインと同じく重要です!
愛着が沸くクルマにする事で、手入れもしっかりとするようになるしメンテナンスも定期的に行う事になるので自然と長持ちするクルマになっていきます。
さらに自分だけのクルマにする事で車体価格以上の価値を味わえる事になるので購入後も後悔する事はないでしょう!
N-WGNを購入するなら商談ポイントが決め手!
クルマの購入で、何も戦略をしないで商談すると大損をしてしまいます!
クルマは大きな買物になるので値引きの幅も大きな金額になります。
そこを何も知らないで営業マンと商談してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。
誰でも簡単に出来る方法です。
長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!
「買う」と「売る」の2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。
誰でも出来る「高値売却」のポイント
車の売却時には「ある事」を徹底するだけで高値を引き寄せる
古い車を乗り続けるか迷った時には確認する3つのポイント
「最安値」を狙う簡単なコツ
新車に乗り換える時はベストタイミングを見逃すな!
新車乗り換え時期を見極めるには比較がポイントになる!
どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。
高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか