タントの実燃費と年間維持費を計算して徹底解説
ダイハツのハイトワゴンで人気の「タント」!高さがある室内空間なので特に子育て世代には人気があり使い勝手が良い車になっています。
その中でも特に魅力的なのが助手席側のセンタピラーが無いので乗り降りがしやすく荷物の出し入れもスムーズになっています。
この開放的な開口部は実際に使ってみるとかなり便利ですよ!
私も整備士時代には何回も確認する機会があったので実際に乗り降りしたりもしましたけど、すごく開放的です!
ですが、弱点もあります!
先ほど整備士時代に何回も確認する機会があったと言いましたが、私がセンターピラーレス車に興味があって何回も乗り降りしていたわけではありません(;´Д`)
実はこのセンターピラーレスでは、異音の発生率がとても多く、走行中や曲る時などに「ギシギシ」「ガタガタ」などの音でかなり悩まされました!
ドア自体が悪いとかではなく、やはりどうしてもセンターピラーが無い事により、ちょっとのゆがみで異音が発生してしまうようになっています。
しかし何回も試行錯誤しているうちに解決方法も分かり、ちょっとした部品を改良する事により改善されたので、今後はメーカーでも対策品などが出て改善されていくと思います。
さらに不具合が起きても保証とアフターがしっかりとしている所で購入すれば特に問題になる事はないです。
クルマは安い買い物ではないので、良い所ばかりを知っていても意味がありません。
悪い所をきちんと理解してから購入しないと、あとあと後悔するのは購入した本人なので十分に知る事が必要です。
そこで今回は、タントの実際にかかる年間維持費と燃費などを詳しく紹介したいと思います。
年間維持費を知る事で多くのメリットが期待できますよ!
- 販売営業マンに購入後も含めて商談出来る!
- 家族を説得させる材料となる!
- 維持費を含めて比較すると本当の価格価値が見える!
年間維持費を知ることで、購入する時の商談材料として活用できますし車選びで迷った時の判断材料としても役に立ちます。
ほとんどの方が車の販売価格の値引きだけに集中していますが、クルマは維持費の方が大きな金額になるのでトータル出費も合わせて検討する必要があります。
販売価格だけじゃない維持費と、車を比較をする力を身に着けてこれからの車購入や車選びに役に立てて下さい。
記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。
タントにかかる年間維持費
車を維持していくには必ずかかる費用がありますが、どのような費用が発生するのか確認していきましょう。
【タントにかかる維持費】
- 燃料費
- 任意保険
- 自賠責保険
- 駐車場
- 車検
- 重量税
- 自動車税
- メンテナンス
タントにかかる維持費にはこのような費用があります。
この費用は使用する地域や使用する目的によって金額に差がでますが、この辺を全国的な平均で、条件を決めて費用を計算します。
【条件】
- 走行距離数は年間平均的な10,000q
- 駐車場代は全国平均の8,500円
- ガソリン単価は過去5年間平均のリッター130円
- 新車から購入して10年間
この条件の中でも重要になるのが「使用年数」になります。
使用する年数で、年間維持費の金額が大きく変わり特に条件によって左右されるのが「メンテナンスの費用」です。
車を何年使用するかで交換する部品が変り、交換時期も部品によって違ってきます。
そこで、よりリアルな数字を出す為に、実際の平均使用年数で計算していきます。
車の使用期間平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。
この条件で維持費を計算して確認してみましょう。
タントの実燃費
タントの燃費はメーカーで28,0q/Lとされていますが、実際に使用しての平均的な実燃費は15,5q/L前後になります。
※この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。
年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷15,5q/L×130円=83,871円
年間でかかる燃料費は83,871円になります。
タントの任意保険
任意保険とは万が一事故などが起きた場合では、相手の車両や自分の車両の修理費用などを一部または全額補償してくれる保険で、加入自体は自己判断になります。
車を購入した多くの人が任意保険に加入しているので今回は任意保険に車両保険を付けた費用で計算します。
任意保険は補償内容や、年齢、等級、保険会社の種類などの条件によって保険の金額は変わりますが、ここでは平均的な保険料の費用で見ていきます。
軽自動車には車両料率クラスはないので今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が44,800円になります。
年間でかかる任意保険代は44,800円になります。
タントの自賠責保険
自賠責保険は車を使用していくには必ず加入が必要になる保険で強制保険とも呼ばれています。
車を購入した時や車検を受ける時には保険加入が必要になリます。
新車から3年間加入で37ヶ月加入の35,610円
その後は24ヶ月加入になり25,070円を残り7年間で4回加入しますので
25,070円×4=100,280円
35,610円+100,280円÷10年間=13,589円
年間でかかる自賠責保険は13,589円になります。
駐車場代
車を所有していくには保管する場所も必要になりますので駐車場の費用がかかります。
駐車場代は使用地域によって金額の差が大きくなり特に都内と地方では倍以上の価格差があります。
【駐車場を安くする方法もコチラの記事で紹介してます!】
今回は全国の平均で年間維持費の一部として計算していきます。
まずは全国の駐車料金が高いNO1と安いNO1の差を紹介します!
- 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円
- 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円
高いNO1は東京です!
長野の8倍ですね・・・(;´Д`)
このように駐車場を利用する地域で、金額に大きな差が出ますが、今回は全国平均で計算します。
全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円
8,500円×12ヶ月=102,000円
年間で必要になる駐車場代は102,000円になります。
車検費用
車検はほとんどの人が整備工場に依頼して受けてますので整備工場の平均的に車検費用を出していきます。
車検費用は重量税と自賠責保険は省いた整備費用のみです。
基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので
新車から3年で一回目の車検で40,000円
残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円
40,000円+160,000円÷10年間=20,000円
年間にかかる車検費用は20,000円になります。
タントの重量税
重量税は車両重量の大きさで税金の料金が変わります。
タントは新車購入時には重量税が50%減税になります。
重量税 |
|
新車購入時 | 3,700円 |
初回車検時 | 5,000円 |
2回目以降車検時 | 5,000円 |
新車購入時は3,700円(3年間)
2回目車検以降、からは5,000円の重量税が発生します。
10年間で車検をする回数は5回
そのうち3年間は重量税が3,700円で残り7年間で4回の車検を受ける事になりますので、
5,000円×4+3,700÷10年間=2,370円
年間にかかる重量税は2,370円になります。
※日本自動車整備振興会の検索ツールで計算しています。
タントの自動車税
自動車税は車のエンジンの排気量や年式により金額が変わります。
タントは自動車税が25%減税になります。
自動車税 |
|
初年度 | 10,800円 |
2年目 | 8,100円 |
3年目以降 | 10,800円 |
自動車税は毎年になるので10年間のうち翌年度だけが8,100円残りの9年間は10,800円なので
10,800円×9年間+8,100円÷10年間=10,530
年間にかかる自動車税は10,530円になります。
タントのメンテナンス費用
タントを維持するには定期的なメンテナンスも欠かせません。
最低限必要になる費用を出して見ました。
【タントの10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
タイヤ4本155/6514 | 40000q |
24,000円 |
2回 |
48,000円 |
バッテリーM42 | 30,000q |
11,500円 |
3回 |
34,500円 |
ブレーキパッド | 40000q |
16,500円 |
2回 |
33,000円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
ファンベルト | 50,000q |
17,800円 |
1回 |
17,800円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 329,900円 |
10年間での消耗品合計は329,900円になるので年間では329,900円÷10年間=32,990円
メンテナンス費用は年間で32,990円かかることになります。
メンテナンス費用を年間で確認してみると、こんなにかかるのかと思いますが、ここに出しているのはどれも基本的な部分です。
この他にの何か不具合が起きた場合では、さらに費用がかかるのであくまでも最低限の費用として認識してもらった方良いでしょう。
タントの年間維持費まとめ
ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、
【タントの年間維持費】
燃料費 | 83,871円 |
任意保険 | 44,800円 |
自賠責保険 | 13,589円 |
駐車場 | 102,000円 |
車検 | 20,000円 |
重量税 | 2,370円 |
自動車税 | 10,530円 |
メンテナンス | 32,990円 |
維持費合計 | 310,150円 |
タントにかかる維持費合計は310,150円!
この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?
比較をするのはライバル車のホンダ「NBOX」で比較したいと思います!
NBOXの実質燃費は16,5q/L
年間の燃料費は78,788円になります。
ではこの維持費部分をタントとNBOXで比較して見ましょう。
【タントとNBOXの年間維持費】
|
タント |
NBOX |
燃料費 | 83,871円 |
78,788円 |
任意保険 | 44,800円 |
44,800円 |
自賠責保険 | 13,589円 |
13,589円 |
駐車場 | 102,000円 |
102,000円 |
車検 | 20,000円 |
20,000円 |
重量税 | 2,370円 |
2,560円 |
自動車税 | 10,530円 |
10,800円 |
メンテナンス | 32,990円 |
32,990円 |
維持費合計 | 310,150円 |
305,527円 |
年間で4,623円の差が出ます!
このぐらいの差額であればほとんどかわりない金額なので、維持費はどちらも変わらないと判断しても良さそうです。
では販売価格差も確認してみましょう!
- タント(L) 1,220,400円
- NBOX(G) 1,385,640円
販売価格差は165,240円ほどタントの方が安くなります。
販売価格差ではタントの方が圧倒的に安く出来るので金額面で選ぶならタントが良いでしょう。
室内空間の広さはNBOXの方が高さもあり広く出来ていますがタントには何といってもセンターピラーレスなので、ここが無いことにより荷物の出し入れと乗り降りは楽々で解放感はタントの方があります♪
普段から大き目の荷物を運んだり、アクティブに車を使いたいので広さが欲しい場合ではNBOXかウェイクがおすすめです!
そして、もしタントを購入する場合ではメーカー販売価格より、さらに安く購入する事も重要ですよ!
タントは他のハイトワゴンと比較しても比較的リーズナブルな価格設定ですが本体価格を抑える事で他のオプションパーツなどを充実させる事も可能になります!
自分が必要とする便利なオプションパーツを付ける事により、さらに使い勝手が良くなるのは、もちろんですが自分だけのオリジナル仕様に仕上げることで車体価格以上の価値を味わえる事ができるので購入後も愛着が沸いて後悔する事もないでしょう!
タントを購入するなら商談ポイントが決め手!
クルマ購入では、何も戦略をしないで商談すると大損をしてしまいます!
クルマは大きな買物になるので値引きの幅も大きな金額になります。
そこを何も知らないで営業マンと商談してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。
誰でも簡単に出来る方法です。
長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!
「買う」と「売る」の2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。
誰でも出来る「高値売却」のポイント
車の売却時には「ある事」を徹底するだけで高値を引き寄せる
古い車を乗り続けるか迷った時には確認する3つのポイント
「最安値」を狙う簡単なコツ
新車に乗り換える時はベストタイミングを見逃すな!
新車乗り換え時期を見極めるには比較がポイントになる!
どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。
高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか