プレミオの維持費を年間で計算すれば比較が簡単になる!
トヨタの5ナンバーセダン「プレミオ」!
落ち着いたデザインで高級感のある外観と内装で大人のクルマになっているのでシニア世代にも人気があります。
もちろんデザインだけではなく、安全性能も充実しており衝突回避支援の「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が搭載されています。
私が整備士時代には、プレミオに乗っている方は優しい年配の方が多かったです。
クルマって、車種や手入れなどによって人柄が分かる部分があり個人的にプレミオに乗っている方は「優しい人」という感覚が今でもあります。
やっぱりクルマを丁寧に乗っている方って整備する側も気持ちが良いですし年式が古くても手入れが行き届いているクルマを見ると「良いオーナーに巡り合えたなぁ〜」とクルマをなでなでしたくなります(笑)
品があって、お金持ちだけど、お金を持っている感をアピールをしない!
そんな感じに私はプレミオの事を勝手に思っています(;´∀`)
ではでは、そんなプレミオを実際に購入して維持をしていくと年間でどのくらいのコストがかかってくるのか?
クルマは販売価格にばかり注目して選んでいる方が多いですが、実際には維持費の方も販売価格と同じぐらいの金額になるので、クルマの購入では「販売価格」と「維持費」を合わせたクルマ選びが大切になります。
さらに維持費を詳しく知る事で得られるメリットもあります。
- 販売営業マンと購入後も含めた商談が出来る!
- 家族(強敵な奥様)の説得材料として活用できる!
- クルマとの比較材料として役に立つ!
このように活用する事だって可能なので知っていて損はないです。
クルマは購入してからも長く付き合っていくので、後悔しない為にも少しでもプレミオを知る事が重要になってきます。
実際のプレミオの維持費を知る事で、購入時の販売価格だけではなく現実的な年間維持費が分かるので、資金計画もたてやすいですし、より現実味がある購入価格シミュレーションができると思います。
今後の車購入時の判断材料として役に立ちますので是非参考にしてください。
記事の最後にもクルマ購入で必要な、「とっておきの方法」を紹介していますのでそちらもお見逃しなく。
プレミオにかかる年間維持費
車を維持していくには必ずかかる費用がありますがどんな費用が発生するのか確認していきましょう。
【プレミオにかかる維持費】
- 燃料費
- 任意保険
- 自賠責保険
- 駐車場
- 車検
- 重量税
- 自動車税
- メンテナンス
プレミオにかかる維持費にはこのような費用があります。
この費用は使用地域や使用する用途などで料金に差がでますが、この辺を全国的な平均で、条件を決めて費用を計算します。
【条件】
- 走行距離数は年間平均的な10,000q
- 駐車場代は全国平均の8,500円
- ガソリンの単価はリッター130円
- 新車から購入して10年間
この条件の中でも特に重要になるのが「使用年数」になります。
使用する年数などにより、年間費用の金額が大きく変わることになり使用条件で左右されやすいのが「メンテナンス費用」になります。
年間費用を正確に出すには、実際の使用年数に近いものにしないといけません。
よりリアルな数字を出す為に、実際の平均使用年数で計算します。
クルマを使用する期間の平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。
この条件で維持費を計算して確認してみましょう。
プレミオの実燃費
プレミオ(2,0G)の燃費はメーカーで15,6q/Lとされていますが、実際に使用しての平均的な実燃費は11,8q/L前後になります。
※この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。
年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷11,8q/L×130円=110,169円
年間でかかる燃料費は110,169円になります。
プレミオの任意保険
任意保険とは万が一事故などを起こした場合に、相手の車両と自分の車両の修理費用などを一部もしくは全額補償してくれる保険で、加入自体は自己判断になります。
車を購入したほとんどの人が任意保険に加入してるので今回は任意保険を加入して車両保険も付けた費用で計算していきます。
任意保険は補償内容や、年齢、等級、保険会社の種類などの条件によっても保険の料金は変わりますが、ここでは平均的に発生する保険料の費用で見ていきます。
プレミオの車両料率クラスは
対人:4/対物:4/搭乗者:3/車両:4になります。
今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が66,000円になります。
年間でかかる任意保険代は66,000円になります。
プレミオの自賠責保険
自賠責保険はクルマを使用していくには必ず加入が必要になる保険で強制保険とも呼ばれています。
車を購入した時や車検を受ける時には加入が必要になリます。
新車から3年間加入で37ヶ月加入の36,780円
その後は24ヶ月加入になり25,830円を残り7年間で4回加入しますので
25,830円×4=103,320円
36,780円+103,320円÷10年間=14,010円
年間でかかる自賠責保険は14,010円になります。
駐車場代
クルマを維持するには保管場所も必要になるので駐車場の費用がかかります。
駐車場代は使用する地域により金額の差が大きくあり特に都内と地方では倍以上の価格差があります。
今回は全国の平均で年間維持費の一部として計算していきます。
全国の月々駐車料金を調べてた所、高い地域と安い地域での差が、かなり大きい事が分かりました。
- 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円
- 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円
全国でNO1高いのは東京!
長野の8倍ですよ・・・(;´Д`)
このように駐車場を利用する地域により、大きな違いが出てきますが、今回は全国平均で計算します。
全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円
8,500円×12ヶ月=102,000円
年間で必要になる駐車場代は102,000円になります。
車検費用
車検は多くの人が整備工場に依頼して受けているので整備工場の平均的に車検費用を出していきます。
車検費用は重量税と自賠責保険は省いた整備費用のみです。
基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので
新車から3年で一回目の車検で40,000円
残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円
40,000円+160,000円÷10年間=20,000円
年間にかかる車検費用は20,000円になります。
プレミオの重量税
重量税は車両重量の大きさで税金の料金が変わります。
プレミオ(2,0G)は特に減税などはなありません。
重量税 |
|
新車購入時 | 36,900円 |
初回車検時 | 24,600円 |
2回目以降車検時 | 24,600円 |
新車購入時の重量税は36,900円(3年間)
初回目車検以降、からは24,600円の重量税が発生します。
10年間で車検をする回数は5回
そのうちの3年間は36,900円で、残りの7年間で4回の車検を受けるので
24,600円×4+36,900÷10年間=13,530円
年間にかかる重量税は13,530円になります。
※日本自動車整備振興会の検索ツールで計算しています。
プレミオの自動車税
自動車税は車のエンジンの排気量や年式により金額が変わります。
プレミオは特に減税などはありません。
自動車税 |
|
初年度 | 39,500円 |
2年目 | 39,500円 |
3年目以降 | 39,500円 |
年間にかかる自動車税は39,500円になります。
プレミオのメンテナンス費用
プレミオを維持するには定期的なメンテナンスも欠かせませんよね!
最低限必要になる費用を出して見ました。
【プレミオの10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
フロントタイヤ4本195/65R15 | 40000q |
33,200 |
2回 |
66,400円 |
ブレーキパッド | 40,000q |
1,7000円 |
2回 |
34,000円 |
ファンベルト | 50,000q |
17,000円 |
1回 |
17,000円 |
バッテリー46B24L | 30,000q |
5,500円 |
3回 |
16,500円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 330,500円 |
10年間での消耗品合計は330,500円になるので年間では
330,500円÷10年間=33,050円
メンテナンス費用は年間で33,050円かかることになります。
メンテナンス費用を年間で確認するとかなりかかるように感じますがここに出している消耗品はどれも基本的な部分だけなので
もし不具合が発生した場合では、これ以上の費用がかかってくる事になるので、あくまでも最低限の費用として判断した方が良いでしょう。
以上がプレミオの平均的な年間費用になります。
プレミオ年間の維持費まとめ
ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、
【プレミオの年間維持費】
燃料費 | 110,169円 |
任意保険 | 66,000円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
車検 | 20,000円 |
重量税 | 13,530円 |
自動車税 | 39,500円 |
メンテナンス | 33,050円 |
維持費合計 | 398,259円 |
プレミオの年間にかかる維持費合計は398,259円!
この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?
比較をするのは同じ排気量のトヨタ「アリオン(A20)」で比較したいと思います!
アリオンの実質燃費は12,0q/L
年間の燃料費は108,333円になります。
ではこの維持費部分をプレミオとアリオンで比較して見ましょう。
【プレミオとアリオンの年間維持費】
|
プレミオ |
アリオン |
燃料費 | 110,169円 |
108,333円 |
任意保険 | 66,000円 |
66,000円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
102,000円 |
車検 | 20,000円 |
20,000円 |
重量税 | 13,530円 |
13,530円 |
自動車税 | 39,500円 |
39,500円 |
メンテナンス | 33,050円 |
32,410円 |
維持費合計 | 398,259円 |
395,783円 |
年間で2,476円の差です!
ほとんど変わりないですね・・・
それもそのはず、エンジンも一緒でボディサイズも一緒、重量も一緒で唯一違うのがタイヤのサイズ!
若干アリオンが安くなるかな〜ぐらいで、大きな差は出ないと考えられます。
では販売価格の差はどのくらいあるのかも確認してみましょう。
- プレミオ(20G) 2,423,127円
- アリオン(A20) 2,404,473円
販売価格差は18,654円ほどの差額が出ます。
このぐらいの差額であればほとんど変わりのない価格差になるので
年間維持費も販売価格差もほぼかわならいのであれば後は実際に試乗して「見て」「触って」「運転」してみるしかありませんね。
外観はグリル周りとテールランプあたりが少し違いがあり、どちらかというとプレミオの方が高級感はあるスタイルになっています。
大きな違いはありませんが、どちらかを購入を検討するなら販売価格の値引きの比較もした方が良いです。
安く抑えた分で、オプションパーツを充実させる事も可能ですし「内装」や「外装」をさらにエレガントに演出する事で、自分だけのオリジナル車に仕上げる事が出来ます。
クルマは長い付き合いになるので、自分の好みのデザインに仕上げると愛着が沸いてきます。
気に入ったクルマは、より大切に扱う事になるので自然とクルマも長持ちするようになりますし購入後も価格以上の価値を味わえる事になるので後悔する事もないでしょう。
プレミオを購入するなら商談ポイントが決め手!
さらに、クルマを購入するなら、何も戦略なしに商談すると損をしてしまいます!
クルマは金額が大きい買い物なので値引きの幅も大きくなります。
そこを何も知らないで営業マンと交渉してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでちょっとしたコツをお伝えします。
長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく効果的な方法があります!
「買う」と「売る」の2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。
誰でも出来る「高値売却」のポイント
車の売却時には「ある事」を徹底するだけで高値を引き寄せる
古い車を乗り続けるか迷った時には確認する3つのポイント
「最安値」を狙う簡単なコツ
新車に乗り換える時はベストタイミングを見逃すな!
新車乗り換え時期を見極めるには比較がポイントになる!
どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。
高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか