CX-8の実燃費と維持費が年間でいくらになるのかを計算して比較紹介

マツダのクロスオーバーSUV「CX-8」!
外観と内装のインテリアなど上質な仕上がりで高級感のあるクルマです。

 

SUVでは珍しい3列シートを採用しているのでファミリーカーとしても利用する事が可能なので今までには無いスタイルで人気を集めています。

 

CX-8は外観のデザインや内装も特徴がありますが、エンジンにも強いこだわりがあり、ディーゼルの設定のみにしているのもマツダならではです。

 

マツダは独自の技術で今までのエンジンの常識を超え「燃費」「排出ガス」などの性能を革新的に向上させました。

 

他社メーカーでは、ハイブリッド車や電気自動車の販売に力を入れている傾向がありますが、マツダは独自のクルマ作りを貫き通し理想を求め続けながら挑戦してきたメーカーなので、強い信念が感じられます。

 

私が、整備士時代でもエンジンの常識は学んできたし実際の整備でも圧縮比というのは限界がある事も知っていました。圧縮比が高くなりすぎるとエンジンの燃焼がうまくいかずノッキングの現象が起きる。何十年以上ものエンジンの常識であり整備士でも当たり前と思ってきたこの圧縮比をマツダが変えたのは衝撃的でした。

 

エンジンが故障する方向の先に新しい常識があるなんて・・・誰が思っていただろうか。

 

他社のどのメーカーよりもマツダがエンジンの技術革新に信念を持って取り組んできたからこそ常識の壁を超える事ができたのだろうと私は思います。

 

そんな素晴らしい他社のメーカーとは違うエンジン性能に期待している方も多くいると思いますが、実際の燃費はどうなのか?

 

本当に燃費が良くて経済的はクルマなのか?

 

この辺はCX-8の購入を検討されている方でしたら気になる所ですよね。

 

そこで今回はCX-8の実際にかかる維持費を詳しく調べてみました。

 

クルマは販売価格だけに注目して比較をしてしまいがちですが、実際には維持費の方が大きな金額になるので賢くクルマを選ぶには「販売価格」「維持費」の両方で比較をする事が必要です。

 

さらに維持費を知る事で他にもメリットがあります。

 

  • 販売営業マンと購入後も含めた商談が出来る
  • 家族にランニングコストを含めたシミュレーションを提案できる
  • クルマ選びでの比較材料としても役に立つ

 

こういった使い道も出てくるので知っているだけでもお得な情報になるでしょう。

 

是非これからのクルマ選びに活用してください。

 

記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。

CX-8にかかる年間維持費

クルマを所有していくには必ずかかる費用がありますが、どのような費用が発生するのか確認していきましょう。

 

【CX-8にかかる維持費】

  • 燃料費
  • 任意保険
  • 自賠責保険
  • 駐車場
  • 車検
  • 重量税
  • 自動車税
  • メンテナンス

 

CX-8にかかる維持費にはこのような費用があります。

 

この費用は使用していく地域や用途などで料金に差がでますが、この辺を全国的な平均で、条件を決めて費用を計算します。

 

【条件】

  • 走行距離数は年間平均的な10,000q
  • 駐車場代は全国平均の8,500円
  • 軽油は過去5年間の平均単価リッター120円
  • 新車から購入して10年間

 

この条件の中でも重要になるのが「使用年数」になります。

 

クルマを使用する年数により、年間費用の金額が大きく変わり、特に条件で左右されやすいのが「メンテナンス費用」になります。

 

年間費用を正確に出すには、実際の使用年数に近いものにしないといけません。

 

よりリアルな数字を出す為に、実際の平均使用年数で計算します。

 

クルマを使用する期間の平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。

 

この条件で維持費を計算して確認してみましょう。

 

CX-8の実燃費

CX-8の燃費はメーカーで17,6q/Lとされていますが、実際に使用しての平均的な実燃費は13,9q/L前後になります。
※この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。

 

年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷13,9q/L×120円=86,331円

 

年間でかかる燃料費は86,331円になります。

 

CX-8の任意保険

任意保険は万が一クルマで事故などが発生した場合には相手の車両や自分の車両などの修理を補償してくれる保険になり、加入自体は使用者の判断になる保険です。

 

CX-8の車両料率クラスは
対人:4/対物:4/搭乗者:4/車両:6になるので

 

車両保険つきの任意保険で出すと平均が83,900

 

年間でかかる任意保険代は83,900円になります。

 

CX-8の自賠責保険

自賠責保険はクルマの新車購入時や車検時に必ず加入が必要になる保険で強制保険とも呼ばれています。

 

新車から3年間の37ヶ月加入で36,780円

 

残り7年間で4回の車検を受ける事になるので25,830円(24ヶ月)×4=103,320円

 

36,780円+103,320円÷10年間=14,010円

 

年間でかかる自賠責保険は14,010円になります。

 

駐車場代

クルマを維持していくには駐車場も必要になります。使用する地域により金額の差が大きく、特に都内と地方では倍以上の価格差があります。

 

今回全国の駐車料金を調べてみたら、全国NO1に高い所とNO1に安い所の差がビックリするくらい違うんです!

 

一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円 
一番安い地域が「長野」になり、平均で月々4,000円

 

東京めちゃ高いですよね〜!(*_*)

 

長野の8倍ですよ・・・(;´Д`)

 

このように駐車場を利用する地域で、大きな違いがありますが、今回は全国平均で計算します。

 

全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円

 

8,500円×12ヶ月=102,000円

 

年間で必要になる駐車場代は102,000円になります。

 

車検費用

車検は多くの人が整備工場に依頼して受けているので整備工場の平均的な車検費用を出していきます。

 

車検費用は重量税と自賠責保険は省いた整備費用のみです。

 

基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので

 

新車から3年で一回目の車検で40,000円

 

残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円

 

40,000円+160,000円÷10年間=20,000円

 

年間にかかる車検費用は20,000円になります。

 

CX-8の重量税

重量税とは車両重量の大きさで税金の料金が変わります。

 

CX-8は減税対象車なので購入時と初回車検時の税金が免税になります♪

 

 

重量税

新車購入時

0円

初回車検時

0円

2回目以降車検時

20,000円

 

新車購入時と初回車検の重量税は0円(5年間)

 

2回目車検(6年目)以降、からは20,000円の重量税が発生します。

 

10年間で車検をする回数は5回

 

そのうちの5年間は0円で、残りの5年間で3回の車検を受けるので

 

20,000円×3÷10年間=6,000円

 

年間にかかる重量税は6,000円になります。
※日本自動車整備振興会の検索ツールで計算しています。

CX-8の自動車税

自動車税は車のエンジンの排気量や年式により金額が変わります。

 

CX-8はエコカー減税対象車なので翌年度が減税になります。

 

自動車税

初年度

45,000円

2年目

22,500円

3年目以降

45,000円

 

新車から10年で計算します。
45,000円×9+22,500円÷10年間=42,750円

 

年間にかかる自動車税は42,750円になります。

 

CX-8のメンテナンス費用

CX-8を維持していくには定期的なメンテナンスも欠かせません。

 

最低限必要になる費用を出して見ました。

 

【CX-8の10年間のメンテナンス費用】

部品名

交換時期

費用

10年間までの交換回数

10年間費用合計

エンジンオイル

5000q

5,000円

20回

200,000円

タイヤ4本225/65R17

40000q

62,000

2回

124,000円

バッテリーS95

30,000q

17,500円

3回

52,500円

ブレーキパッド

40000q

17,000円

2回

34,000円

オイルエレメント

10000q

3,000円

10回

30,000円

ブレーキオイル

20000q

4,500円

5回

22,500円

ファンベルト

50000q

17,600円

1回

17,600円

エアコンフィルター

20,000q

3,500円

5回

17,500円

エアーエレメント

20,000q

3,000円

5回

15,000円

ワイパー

20000q

2,000円

5回

10,000円

ウォッシャー液

50000q

800円

2回

1,600円

10年間での消耗品合計

524,700円

 

10年間での消耗品合計は524,700円になるので年間では524,700円÷10年間=52,470円

 

メンテナンス費用は年間で52,470円かかることになります。

 

年間でメンテナンス費用を確認してみるとかなり費用がかかるように見えますが、ここに出している消耗品はどれも最低限かかるものばかりなので何か不具合などが発生した場合ではこれ以上のメンテナンス費用がかかる事になるので最低限の費用として認識しておいた方が良いでしょう。

 

CX-8年間の維持費まとめ

ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、

【CX-8の年間維持費】

燃料費

86,331円

任意保険

83,900円

自賠責保険

14,010円

駐車場

102,000円

車検

20,000円

重量税

6,000円

自動車税

42,750円

メンテナンス

52,470円

維持費合計

407,461円

 

CX-8の年間にかかる維持費合計は407,461円!

 

この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?

 

比較をするのはライバル車の日産「エクストレイルハイブリッド」で比較したいと思います!

 

エクストレイルハイブリッドの実質燃費は12,6q/L

 

年間の燃料費は103,175円になります。

 

ではこの維持費部分をCX-8とエクストレイルハイブリッドで比較して見ましょう。

【CX-8とエクストレイルハイブリッドの年間維持費】

 

CX-8

エクストレイルハイブリッド

燃料費

86,331円

103,175円

任意保険

83,900円

74,300円

自賠責保険

14,010円

14,010円

駐車場

102,000円

102,000円

車検

20,000円

20,000円

重量税

6,000円

8,750円

自動車税

42,750円

37,550円

メンテナンス

52,470円

38,600円

維持費合計

407,461円

398,385円

 

年間で9,076の差が出ます!

 

CX-8はクリーンディーゼルなので燃費は良いのですが、エンジンオイルが違うのでガソリン車と比べると割高になります。

 

ガソリン車のエンジンオイルよりも倍以上の価格差があるのでメンテナンス費用は高くなりトータル比較するとエクストレイルハイブリッドの方が若干安く抑える事が出来ますね。

 

では販売価格はどのくらいの差額があるのかも比較してみましょう。

 

CX-8(XD) 

3,196,800円

エクストレイルハイブリッド(20X)

2,892,240円

 

販売価格差は304,560円エクストレイルハイブリッドの方が安くなります。

 

年間維持費と販売価格でもエクストレイルハイブリッドの方が金額的には安く済む事が分かりますね。

 

CX-8は外観も内装も、そしてエンジン性能も魅力的な部分はとても多いクルマですが、一つネックになるのが販売価格でしょうかね。

 

高級感のあるデザインとインテリア、そして革新的なエンジン性能に価格差以上の価値を感じる事が出来れば購入を検討しても問題ないと思います。

 

クルマは購入してからが長い付き合いになるので、価値を感じられる部分がある事は重要だと思います。

 

愛着が沸くクルマであれば、定期的なメンテナンスや手入れもしっかりと行うことになるので自然と長持ちするクルマになっていきますよ。

 

CX-8を購入するなら商談ポイントが決め手!

 

車購入時では、何も戦略をしないで商談してしまうと大損をする事になります!

 

車は大きな買物になるので値引きの幅も大きくなります。

 

そこを何も知らないで営業マンと商談してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。

 

誰でも簡単に出来る方法です。

 

長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!

 

買う」と「売る2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。

 

誰でも出来る「高値売却」のポイント

車の売却時には「ある事」を徹底するだけで高値を引き寄せる
古い車を乗り続けるか迷った時には確認する3つのポイント

「最安値」を狙う簡単なコツ

新車に乗り換える時はベストタイミングを見逃すな!
新車乗り換え時期を見極めるには比較がポイントになる!

どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。

 

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