N-ONEの実燃費と年間維持費を計算すれば比較しやすくなる
ホンダのNシリーズで2017年12月にマイナーチェンジされた「N-ONE」!
もともと個性的なデザインだがさらに個性を追及したクルマに!
「Standard」「Select」「Premium」「RS」の4つのバリエーションがあり、それぞれ違ったデザインが選べるので今までよりさらに自分のスタイルに合わせる事が出来るクルマです。
N-ONEは私の母が乗っているのですが、今の所なにも不具合などはなく毎日快適に乗っていますよ♪
もちろん整備は私がしているのでバッチリです!
この間も私が車検を受けてきたばかりで、エンジンも足回りなどなども特に手を加える事なく良く出来ているクルマです。
母は大きな車は苦手なのでコンパクトなクルマが良いとの事でN-ONEを選んだようですが確かに車体が小さいのでちょっとした買い物などには丁度良いサイズです!
ではそんなN-ONEですが実際に維持していくと必ずかかる費用があり、年間でどのくらいかかってくるか知っていますか?
ほとんどの人がクルマを購入する時では販売価格だけを意識して購入していると思いますが実際にクルマは販売価格よりも維持費の方が大きい金額になってきます。
つまり車の「販売価格」と同様に「年間維持費」なども知ったうえで購入しないと本当にお買い得なクルマを購入しているとは言えないのです。
年間維持費と販売価格を知ったうえで、クルマを比較する事が大事です。
さらに年間維持費を知る事で他にもメリットがあります!
- 販売営業マンに購入後も含めて商談出来る!
- 家族を説得させる材料となる!
- 維持費を含めて比較すると本当の価格価値が見える!
などなど、こういった購入時の商談材料やクルマの迷った時の比較材料としても役に立ちます。
販売価格だけじゃない、実際のランニングコストを知る事で、車の本当の価格で比較をする事ができますよ!
是非これからの車購入や車選びに役に立てて下さい。
記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。
N-ONEにかかる年間維持費
クルマを所有するには必ずかかる費用がありますがどのような費用が発生するのか確認していきましょう。
【N-ONEにかかる維持費】
- 燃料費
- 任意保険
- 自賠責保険
- 駐車場
- 車検
- 重量税
- 自動車税
- メンテナンス
N−ONEにかかる維持費にはこのような費用があります。
この費用は使用する地域や使用していく目的によって金額に差がでますが、この辺を全国的な平均で、条件を決めて費用を計算します。
【条件】
- 走行距離数は年間平均的な10,000q
- 駐車場代は全国平均の8,500円
- ガソリン単価は過去5年間平均のリッター130円
- 新車から購入して10年間
この条件の中で重要になるのが「使用年数」になります。
使用する年数により、年間維持費の金額が大きく変わり特に条件で左右されるのが「メンテナンスの費用」です。
クルマを何年使用するかで交換する部品が変り、交換時期も部品によって違います。
そこで、よりリアルな数字を出す為に、実際の平均使用年数で計算していきます。
車の使用期間平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。
この条件で維持費を計算して確認してみましょう。
N-ONEの実燃費
N-ONEの燃費はメーカーで28,4q/Lとされていますが、N-ONEを実際に使用しての平均的な実燃費は16,8q/L前後になります。
※この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。
年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷16,8q/L×130円=77,381円
年間でかかる燃料費は77,381円になります。
N-ONEの任意保険
任意保険とは万が一事故が発生した場合に、相手の車両や自分の車両の修理費用などを一部または全額補償してくれる保険で、加入自体は自己判断になります。
クルマを購入した多くの人が任意保険に加入していますので今回は任意保険に車両保険を付けた費用で計算します。
任意保険は補償内容や、年齢、等級、保険会社の種類などの条件により保険の金額は変わりますが、ここでは平均的な保険料の費用で見ていきます。
軽自動車には車両料率クラスはないので今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が44,800円になります。
年間でかかる任意保険代は44,800円になります。
N-ONEの自賠責保険
自賠責保険はクルマを使用するには必ず加入が必要な保険で強制保険とも呼ばれています。
車を購入した時や車検を受ける時には保険加入が必要になリます。
新車から3年間加入で37ヶ月加入の35,610円
その後は24ヶ月加入になり25,070円を残り7年間で4回加入しますので
25,070円×4=100,280円
35,610円+100,280円÷10年間=13,589円
年間でかかる自賠責保険は13,589円になります。
駐車場代
クルマを維持していくには保管する場所も必要になりますので駐車場の費用がかかります。
駐車場代は使用する地域によって料金の差が大きくなり特に都内と地方では倍以上の価格差があります。
【駐車場を安くする方法もコチラの記事で紹介してます!】
今回は全国の平均で年間維持費の一部として計算していきます。
まずは全国の駐車料金が高いNO1と安いNO1の差を紹介します!
- 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円
- 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円
全国的に高いのが東京です!
長野の8倍です・・・(;´Д`)
このように駐車場を利用する地域で、金額に大きな差が出ますが、今回は全国平均で計算します。
全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円
8,500円×12ヶ月=102,000円
年間で必要になる駐車場代は102,000円になります。
車検費用
車検は多くの人が整備工場に依頼して通しているので整備工場の平均的に車検費用を出していきます。
車検費用は重量税と自賠責保険は省いた整備費用のみです。
基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので
新車から3年で一回目の車検で40,000円
残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円
40,000円+160,000円÷10年間=20,000円
年間にかかる車検費用は20,000円になります。
N-ONEの重量税
重量税は車両重量の大きさで税金の料金が変わります。
N-ONEは新車購入時には重量税が50%減税になります。
重量税 |
|
新車購入時 | 3,700円 |
初回車検時 | 5,000円 |
2回目以降車検時 | 5,000円 |
新車購入時は3,700円(3年間)
2回目車検以降、からは5,000円の重量税が発生します。
10年間で車検をする回数は5回
そのうち3年間は重量税は0円で残り7年間で4回の車検を受ける事になりますので、
5,000円×4+3,700÷10年間=2,370円
年間にかかる重量税は2,370円になります。
※日本自動車整備振興会の検索ツールで計算しています。
N-ONEの自動車税
自動車税は車のエンジンの排気量や年式により金額が変わります。
N-ONEは翌年度自動車税が25%減税になります。
自動車税 |
|
初年度 | 10,800円 |
2年目 | 8,100円 |
3年目以降 | 10,800円 |
自動車税は毎年になるので10年間のうち翌年度だけが8,100円残りの9年間は10,800円なので
10,800円×9年間+8,100円÷10年間=10,530円
年間にかかる自動車税は10,530円になります。
N-ONEのメンテナンス費用
N-ONEを維持していくには定期的なメンテナンスも欠かせません。
最低限必要になる費用を出して見ました。
【N-ONEの10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
タイヤ4本155/65/14 | 40000q |
24,000円 |
2回 |
48,000円 |
バッテリーM42R | 30,000q |
11,500円 |
3回 |
34,500円 |
ブレーキパッド | 40000q |
16,500円 |
2回 |
33,000円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
ファンベルト | 50,000q |
17,800円 |
1回 |
17,800円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 329,900円 |
10年間での消耗品合計は329,900円になるので年間では329,900円÷10年間=329,900円
メンテナンス費用は年間で32,990円かかることになります。
メンテナンス費用を年間で出すとかなりかかるように見えますがここに出している消耗品はどれも基本的な部分になります。
何か不具合が発生した場合ではこれ以上の出費がかかる事があるので、ここに出している費用は最低限の費用として認識してもらった方が良いでしょう。
N-ONEの年間維持費まとめ
ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、
【N-ONEの年間維持費】
燃料費 | 77,381円 |
任意保険 | 44,800円 |
自賠責保険 | 13,589円 |
駐車場 | 102,000円 |
車検 | 20,000円 |
重量税 | 2,370円 |
自動車税 | 10,530円 |
メンテナンス | 32,990円 |
維持費合計 | 303,660円 |
N-ONEにかかる維持費合計は303,660円!
この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?
比較をするのは同じNシリーズの「N-WGN」
N-ONEの実質燃費は16,6q/L
年間の燃料費は78,313円になります。
ではこの維持費部分をN-ONEとN-WGNで比較して見ましょう。
【N-ONEとN-WGNの年間維持費】
|
N-ONE |
N-WGN |
燃料費 | 77,381円 |
78,313円 |
任意保険 | 44,800円 |
44,800円 |
自賠責保険 | 13,589円 |
13,589円 |
駐車場 | 102,000円 |
102,000円 |
車検 | 20,000円 |
20,000円 |
重量税 | 2,370円 |
2,370円 |
自動車税 | 10,530円 |
10,530円 |
メンテナンス | 32,990円 |
32,990円 |
維持費合計 | 303,660円 |
304,592円 |
年間で932円の差が出ます!
燃費は若干N-ONEの方が有利ですが極端な差は出る事もないのでほぼ変わらない金額差ですね!
では販売価格差も確認してみましょう!
- N-ONE(Standard) 1,200,960円
- N-WGN(C) 1,090,000円
販売価格差は110,960円ほどN-WGNの方が安くなります。
販売価格では結構差が開きましたね〜〜(;´Д`)
う〜〜ん、金額面で選ぶなら断然N-WGNですね!
ボディのサイズも高さぐらいが変わるぐらいなのでN-ONEを選ぶポイントとしては、「デザイン」が気に入ったかどうかです。
N-WGNはどちらかというとワゴンRやムーブ系の形に似ているデザインになっていますがN-ONEは個性的なデザインになっているので、他のクルマにはない特徴的な仕上がりになっているので、この差額と比較して自分が気に入れば十分購入する価値はあると思います。
うちの母もデザインが気に入って購入したので、やっぱり実際に乗るオーナーがどう感じるかは、とても重要だと思います。
しかしここからN-ONEの販売価格を通常よりも安く買う事が出来たら!
先ほどの価格差だって気になる事もなくなり節約する事も出来ますし、購入時のオプションパーツなどを充実させる事も出来るようになります。
クルマは購入したあとも長い付き合いになるので、自分だけのオリジナル仕様に仕上げることはデザインと同じく重要です!
愛着が沸くクルマにする事で、手入れもしっかりとするようになるしメンテナンスも定期的に行っていく事になるので自然と長持ちするクルマになっていきます。
さらに自分だけのクルマにする事で車体価格以上の価値を味わえる事になるので購入後も後悔する事はないでしょう!
N-ONEを購入するなら商談ポイントが決め手!
クルマ購入では、何も戦略をしないで商談すると大損をしてしまいます!
クルマは大きな買物になるので値引きの幅も大きな金額になるんです。
そこを何も知らないで営業マンと商談してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。
誰でも簡単に出来る方法です。
長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!
「買う」と「売る」の2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。
誰でも出来る「高値売却」のポイント
車の売却時には「ある事」を徹底するだけで高値を引き寄せる
古い車を乗り続けるか迷った時には確認する3つのポイント
「最安値」を狙う簡単なコツ
新車に乗り換える時はベストタイミングを見逃すな!
新車乗り換え時期を見極めるには比較がポイントになる!
どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。
高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか