パッソの実燃費と維持費が年間でいくらになるか計算して比較
トヨタの最小サイズのコンパクトカー「パッソ」!
かわいらしい外観とスポーティな外観の2つのスタイルがラインナップされて、どちらも個性的なデザインが魅力的な5人乗りのコンパクトカーです。
ボディサイズはトヨタ最小だけど、性能はしっかりと抑えています。
燃費に関しては、エンジン性能を向上させたおかげで従来では1,3Lの設定もあったが現行モデルでは1,0Lのみの設定になり、パワー不足でストレスを感じない気持ちのいい走りが出来るように走行性能も向上させています。
さらにコンパクトなボディなので万が一の衝突にもきちんと安全を確保できるようにされて、トヨタの衝突回避支援システム(スマートアシスト2)をトヨタで初設定され運転中の誤操作や衝突回避も備わっている。
小さいながらもトヨタの技術がしっかりと詰まっているクルマです。
パッソは比較的に女性が乗っている方が多いですね。
私が整備士をしていた頃では、ほとんど・・・いや私が出会ったパッソのオーナーさんは全て女性でしたね。
今回はそんなパッソでもスポーティなスタイルも出ているので、男性もパッソを選ぶ方が増えそうですね。
そんな2つのスタイルが楽しめるパッソですが、実際に購入して維持してみるとどのくらいの燃費や維持費がかかってくるのか?
クルマ費用は販売価格が大きいので、ついついそちらにばかり注目してしまいますが実はクルマの費用でもっとも大きな金額は「維持費」なんです。
つまり賢くクルマを選ぶなら、「販売価格」と「維持費」を合わせて比較検討した方が良いクルマ選びが出来るようになります。
さらに維持費を詳しく知る事で他にも得られるメリットがあります。
- 販売営業マンとの維持費を含めた商談
- 家族にランニングコストを提案して説得する材料
- 他のクルマと迷った時の比較材料として活用
こういった事にも活用できまるので、知っていれば役に立つ事が増えて今後のクルマ選びでも活用できますので是非参考にして下さい。
記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。
パッソにかかる維持費
クルマを維持していくには必ずかかる費用があります。
どのような費用があるか確認してみましょう。
【パッソにかかる維持費】
- 燃料費
- 任意保険
- 自賠責保険
- 駐車場
- 車検
- 重量税
- 自動車税
- メンテナンス
パッソにかかる維持費はこのような費用があります。
これらの費用は年間の使用していく状況や使用する地域などにもよって金額差が出てきます。
こういった部分を比較しやすいように全国的な平均で使用条件を決めて年間にかかる維持費を出していきます。
【条件】
- 走行距離数は年間平均的な10,000q
- 駐車場代は全国平均の8,500円
- ガソリンの単価はリッター130円
- 新車から購入して10年間
この条件のなかでも使用年数の10年はかなり重要でしてメンテナンス部分のリアルな維持費を出す為にも必要な条件となります。
クルマの維持費の中でも大きな費用になってくるのでこの部分を実際に近い年数で計算していきたいと思います。
車を使用する期間の平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。
この条件で年間維持費を確認してみましょう。
パッソの実燃費
パッソはの燃費はメーカーで28.0q/Lとされていますが、実際に使用しての平均的な実燃費は18.32q/L前後になります。
この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。
年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷18,32q/L×130円=70,961円
年間でかかる燃料費は70,961円になります。
パッソの任意保険
任意保険とは車を使用して万が一事故などが起きた場合に自分と相手の車両修理などを補償をしてくれる保険です。
加入自体は自分の判断になりますが、ほとんどの人が保険に加入しています。
今回は任意保険を加入して車両保険も付けた費用で計算していきます。
任意保険の料金は補償内容、年齢、等級、加入する保険会社などによって料金は変わってきますが、ここでは平均的な保険料ので見ていきます。
パッソの車両料率クラスは
対人:4/対物:4/搭乗者:4/車両:3になります。
今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が60,500円になります。
年間でかかる任意保険代は60,500円になります。
パッソの自賠責保険
自賠責保険はクルマを使用していくのに必ず加入が必要になる保険で強制保険とも呼ばれています。
車を購入する時や車検を受ける時に加入が必要になってきます。
新車から3年間加入で37ヶ月加入の36,780円
その後は24ヶ月加入になり25,830円を残り7年間で4回加入しますので
25,830円×4=103,320円
36,780円+103,320円÷10年間=14,010円
年間でかかる自賠責保険は14,010円になります。
駐車場代
クルマを所有していくには保管する場所も必要になってきます。
駐車場は使用していく地域での価格差が大きく特に都内では地方の何倍もの金額差が付いています。
今回は全国の平均的な金額で計算していきます。
全国の月々駐車料金を調べてた所、高い地域と安い地域での価格差が、大きい事が分かりました。
- 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円
- 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円
全国でNO1に高いのは東京ですね〜!
長野の8倍に・・・(;´Д`)
このように駐車場を利用する地域によって金額の差がかなり大きくなりますが、今回は全国平均で計算してみます。
全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円
8,500円×12ヶ月=102,000円
年間でかかる駐車場代は102,000円になります。
車検費用
車検は多くの人が整備工場に依頼して受けてますので整備工場の平均的にかかってくる車検費用を出していきます。
車検費用は重量税と自賠責保険は抜いた整備費用のみです。
基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので
新車から3年で一回目の車検で40,000円
残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円
40,000円+160,000円÷10年間=20,000円
年間にかかる車検費用は20,000円になります。
パッソの重量税
重量税とはクルマの車両重量の大きさや年式によって税金の金額が変わってきます。
パッソの重量税は50%減税になりますよ♪
重量税 |
|
新車購入時 | 7,500円 |
初回車検時 | 10,000円 |
2回目以降車検時 | 10,000円 |
新車購入時と初回車検には通常15,000円かかる重量税を7,500円の減税となります。
2回目車検からの重量税が10,000円かかってくるようになります。
購入時の3年間は7,500円で残り7年間で4回車検を受けるので10,000円×4=40,000円
40,000円(7年間)+7,500円(3年間)÷10年間=4,750円
年間にかかる重量税は4,750円になります。
パッソの自動車税
自動車税とは車のエンジンの排気量や年式によって金額が変わってきます。
パッソはエコカー減税の対象になります。
自動車税 |
|
初年度 | 29,500円 |
2年目 | 15,000円 |
3年目以降 | 29,500円 |
新車から10年で計算します。
29,500円×9+15,000円÷10年間=28,050円
年間にかかる自動車税は28,050円になります。
パッソのメンテナンス費用
パッソを維持していくには定期的なメンテナンスも重要です。
実際に必要になる消耗品などを出して費用がどのくらいかかるのか見てみましょう。
【パッソの10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
タイヤ4本165/65/14 | 50000q |
21,000円 |
2回 |
42,000円 |
バッテリーM42 | 30,000q |
11,500円 |
3回 |
34,500円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
ファンベルト | 50,000q |
16,500円 |
1回 |
16,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 289,600円 |
10年間での消耗品合計は289,600円になるので年間では289,600円÷10年間=28,960円
メンテナンス費用は年間で28,960円かかることになります。
年間でメンテナンス費用を出してみるとかなりかかるように感じますがここに出している消耗品はどれも基本的な物ばかりです。
何か不具合が発生した場合ではこれ以上の費用が発生する可能性があるので、最低限の費用として判断した方が良いでしょう。
パッソ年間の維持費まとめ
ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、
【パッソの年間維持費】
燃料費 | 70,961円 |
任意保険 | 60,500円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
車検 | 20,000円 |
重量税 | 4,750円 |
自動車税 | 28,050円 |
メンテナンス | 28,960円 |
維持費合計 | 329,231円 |
パッソの年間にかかる維持費合計は329,231円!
ではこの維持費が他の車と比べるとどうなるのか?
比較をするのはトヨタの「ヴィッツハイブリッド」で比べて見たいと思います。
ヴィッツハイブリッドの実質燃費は21,9q/L
年間の燃料費は59,360円になります。
ではこの維持費部分をパッソとヴィッツハイブリッドで比較して見ましょう。
【パッソとヴィッツハイブリッドの年間維持費】
|
パッソ |
ヴィッツハイブリッド |
燃料費 | 70,961円 |
59,360円 |
任意保険 | 60,500円 |
60,500円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
102,000円 |
車検 | 20,000円 |
20,000円 |
重量税 | 4,750円 |
4,500円 |
自動車税 | 28,050円 |
31,950円 |
メンテナンス | 28,960円 |
31,060円 |
維持費合計 | 329,231円 |
323,380円 |
年間で5,851円ほどヴィッツハイブリッドの方が安くなります!
さすがにハイブリッドなので燃費の部分では安く抑える事ができますが、それほど大きな金額差でも無いので、ここから販売価格も比べて見たいと思います。
- ヴィッツー(X“G package”) 1,447,200円
- ヴィッツハイブリッド(F) 1,819,800円
372,600円ほどの価格差が出てきます。
これを先ほどの年間維持費で割ると
372,600円÷5,851円=63,6
約64年ぐらいヴィッツハイブリッドを乗り続ければパッソとの価格差を回収できる計算になります。
とても現実的な数字ではないですね・・・
いくら年間維持費が抑える事ができるハイブリッドでも、販売価格差を埋める事は難しいので、パッソとヴィッツハイブリッドを金額面で迷った時には、パッソの方が経済的なクルマと言えるでしょう。
何かとハイブリッドの方が経済的だというイメージがありますが、比較をするクルマを明確にして確認しないと返って高くなるので
是非、「販売価格」と「維持費」の両方から比較をおすすめします。
パッソを購入するなら商談ポイントが決め手!
クルマの購入をするには、何も戦略をしないで商談すると大損をしてしまいます!
クルマは大きな買物になるので値引きの額も大きな金額になります。
そこを何も知らないで営業マンと商談してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。
誰でも簡単に出来る方法です。
長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!
「買う」と「売る」の2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。
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どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。
高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか