ヴィッツハイブリッドの実燃費と年間維持費はいくら?
トヨタのコンパクトカーで定番の「ヴィッツ」!!
2010年12月から販売されていますが2017年1月のマイナーチェンジでハイブリッドが加わりました!
トヨタで同じコンパクトカーのアクアよりも大分遅い形での追加になりましたが今までのヴィッツと果たしてどれほどの差があるのか?
燃費がいいのは間違いないでしょうが、実際の燃費と年間維持費はどのくらい変わってくるのか?
この辺を今回は詳しく調べて検証をして見ました。
検証していくうえで出来る限り、実際に使用した時に近い年間の維持費を出していきたいと思います。
維持費の中でも比較的に金額が大きくて使用年数によって左右するメンテナンス部分なども、より細かく出していけるように平均的な「走行距離数」「使用年数」を調べて実際の維持費をシミュレーションしていきたいと思います。
ヴィッツハイブリッドを購入したら実際に年間でどのくらいの費用がかかってくるのかを知っていれば、今後の車購入をする時の判断材料として役に立ちますので是非参考にしてください。
記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。
ヴィッツハイブリッドにかかる維持費
車を購入すると必ずかかってくる費用はどの車も一緒ですがどのような費用があるのかを確認してみましょう。
【ヴィッツハイブリッドにかかる維持費】
- 燃料費
- 任意保険
- 自賠責保険
- 駐車場
- 車検
- 重量税
- 自動車税
- メンテナンス
ヴィッツハイブリッドにかかる維持費はこのような費用があります。
ここの費用は使用する状況や使用する地域などにもよって金額は変わってきますが、こういった所も分かりやすくする為に全国的な平均で使用条件を決めて年間維持費を出していきます。
【条件】
- 走行距離数は年間平均的な10,000q
- 駐車場代は全国平均の8,500円
- ガソリンの単価はリッター130円
- 新車から購入して10年間
メンテナンス部分のリアルな維持費を出すには使用年数を出来る限り実際の年数にしていかないと正確な数字にならないので、今回は全国平均での使用年数で計算していきたいと思います。
車を使用する期間の平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。
この条件で維持費を計算して確認してみましょう。
ヴィッツハイブリッドの実燃費
ヴィッツハイブリッドの燃費はメーカーで34.4q/Lとされていますが、実際に使用しての平均的な実燃費は21.9q/L前後になります。
この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。
年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷21,9q/L×130円=59,360円
年間でかかる燃料費は59,360円になります。
ヴィッツーハイブリッドの任意保険
任意保険とは車で万が一事故した場合に相手の車や自分の車で破損した部分を補償してくれる保険になります。
加入自体は自己判断なのですが、車を所有する方の多くは加入している事がほとんどです。
今回は任意保険を加入して車両保険も付けた費用で計算していきます。
任意保険の費用は補償内容や、年齢、等級、保険会社の種類などによって金額は変わってきますが、ここでは平均的な保険料の費用で見ていきます。
ヴィッツハイブリッドの車両料率クラスは
対人:4/対物:4/搭乗者:4/車両:3になります。
今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が60,500円になります。
年間でかかる任意保険代は60,500円になります。
ヴィッツハイブリッドの自賠責保険
自賠責保険とは車を使用するには必ず加入が必要な保険になり強制保険とも呼ばれています。
車を購入する時や車検を通す時には加入が必要になってきます。
新車から3年間加入で37ヶ月加入の36,780円
その後は24ヶ月加入になり25,830円を残り7年間で4回加入しますので
25,830円×4=103,320円
36,780円+103,320円÷10年間=14,010円
年間でかかる自賠責保険は14,010円になります。
駐車場代
車を購入すると保管する場所も必要になってきます。
駐車場は各地域での価格差がかなりあり特に都内では地方の何倍以上もの差が付いています。
今回は全国の平均で全体費用の一部として計算していきます。
全国の月々駐車料金を調べてた所、高い地域と安い地域での価格差が、大きい事が分かりました。
- 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円
- 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円
東京の料金は恐ろしく高いですねっ!
長野の8倍にもなりますよ・・・(;´Д`)
このように駐車場を利用する地域によって金額の差がかなり大きくなりますが、今回は全国平均で計算してみます。
全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円
8,500円×12ヶ月=102,000円
年間でかかる駐車場代は102,000円になります。
車検費用
車検は一般的に整備工場に依頼して受けてる方がほとんどなので整備工場の平均的にかかってくる車検費用を出していきます。
車検費用は重量税と自賠責保険は抜いた整備費用のみです。
基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので
新車から3年で一回目の車検で40,000円
残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円
40,000円+160,000円÷10年間=20,000円
年間にかかる車検費用は20,000円になります。
ヴィッツハイブリッドの重量税
重量税とは車の車両重量の大きさや年式によって税金の金額が変わってきます。
ヴィッツハイブリッドは重量税が購入時と2回目車検では免税となります♪
重量税 |
|
新車購入時 | 0円 |
初回車検時 | 0円 |
2回目以降車検時 | 15,000円 |
2回目車検から重量税がかかってくるようになりますので5年目からかかります。
残り5年間で3回車検を受けるので15,000円×3÷10年間=4,500円
年間にかかる重量税は4,500円になります。
ヴィッツハイブリッドの自動車税
自動車税とは車のエンジンの排気量や年式によって金額が変わってきます。
ヴィッツハイブリッドは1500tでエコカー減税対象車になるので翌年の自動車税が安くなります。
自動車税 |
|
初年度 | 34,500円 |
2年目 | 9,000円 |
3年目以降 | 34,500円 |
新車から10年で計算します。
34,500円×9+9000円÷10年間=31,950円
年間にかかる自動車税は31,950円になります。
ヴィッツハイブリッドのメンテナンス費用
ヴィッツハイブリッドは回生ブレーキのおかげでブレーキディスクパッドは10万キロ走行しても交換する必要はないでしょう。
【ヴィッツハイブリッドの10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
タイヤ4本185/60/15 | 50000q |
32,400円 |
2回 |
64800円 |
バッテリーLN0 | 30,000q |
16,400円 |
3回 |
49,200円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 310,600円 |
10年間での消耗品合計は310,600円になるので年間では310,600円÷10年間=31,060円
メンテナンス費用は年間で31,060円かかることになります。
年間のメンテナンス費用を見ると、こんなにかかるの?
という感じもありますが、ここに載せている費用のほとんどは最低限必要になってくる部分です。
車を所有していく中でこれ以外にも何か不具合が起きた場合などは必要になりますので、このメンテナンス費用はあくまでも最低限かかってくる費用と認識しておいた方がいいでしょう。
ヴィッツハイブリッド年間の維持費まとめ
ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、
【ヴィッツハイブリッドの年間維持費】
燃料費 | 59,360円 |
任意保険 | 60500円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
車検 | 20,000円 |
重量税 | 4,500円 |
自動車税 | 31,950円 |
メンテナンス | 31,060円 |
維持費合計 | 323,380円 |
ヴィッツハイブリッド年間にかかる維持費合計は323,380円!
この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?
比較をするのはやはりガソリン車の「ヴィッツ」で比べて見たいと思います!
年間維持費合計と販売価格をトータル的に比較してどのぐらい変わってきてハイブリッドの方が本当にお得なのかを確認してみましょう!
ヴィッツの実質燃費は12,7q/L
年間の燃料費は102,362円になります。
ではこの維持費部分をヴィッツハイブリッドとヴィッツで比較して見ましょう。
【ヴィッツハイブリッドとヴィッツの年間維持費】
|
ヴィッツハイブリッド |
ヴィッツ |
燃料費 | 59,360円 |
102,362円 |
任意保険 | 60,500円 |
67,400円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
102,000円 |
車検 | 20,000円 |
20,000円 |
重量税 | 4,500円 |
4,500円 |
自動車税 | 31,950円 |
31,950円 |
メンテナンス | 31,060円 |
36,110円 |
維持費合計 | 323,380円 |
378,332円 |
年間で54,952円ほどの差がでます!
ではここからヴィッツハイブリッドを購入したらどのくらいで金額差が埋まるか計算してみます。
- ヴィッツハイブリッド(F) 1,819,800円
- ヴィッツー(F) 1,181,520円
販売価格差は638,280円
これを先ほどの年間維持費で割ると
638,280円÷54,952円=11.6
販売価格差を回収するには11年ぐらい乗り続けないと価格差を埋める事は出来ません。
ヴィッツハイブリッド(F)では同じヴィッツのガソリン車を比較すると10年以上乗り続ける方であれば価格差分を回収できますが、10年未満で乗り換える方には価格的なメリットは得られない事が分かりました。
年間維持費ではハイブリッドの方が十分抑える事が出来ていますので問題はハイブリッドとの価格差が、あり過ぎるのが一番の原因でしょう。
しかしグレードが違うと価格差も変わってくるようです。
一番価格差がないのが
- ヴィッツハイブリッド U/U“Sportyパッケージ 2,087,640円
- ヴィッツ U/U“Sportyパッケージ 1,798,200円
金額差は 289,440円
289,440円÷54,952円=5.2
このグレードであれば5年ぐらいで金額差を回収できます!
大分違いますね!
ヴィッツハイブリッドではグレートにより金額差がかなり違いがあるので好みのグレードが「U/U“Sportyパッケージ」であればかなりお得な車となりそうです!
ハイブリッドとガソリン車を選ぶ基準としては販売価格差が50万以上ある場合では10年以上かかると思っていた方がいいでしょう。
どちらにしても販売価格をいかに安く買うかも大きなポイントになります。
ヴィッツハイブリッドを購入するなら商談ポイントが決め手!
さらに、クルマを購入する時には、何も戦略が無いまま商談すると損をしてしまいます!
クルマは金額が大きい買い物なので値引きの幅も大きくなります。
そこを何も知らないで営業マンと交渉してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでちょっとしたコツをお伝えします。
誰でも出来る簡単な方法です。
長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が簡単に出来て尚且つ効果的な方法があります!
「買う」と「売る」の2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。
誰でも出来る「高値売却」のポイント
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「最安値」を狙う簡単なコツ
新車に乗り換える時はベストタイミングを見逃すな!
新車乗り換え時期を見極めるには比較がポイントになる!
どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。
高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか