CX-3の実燃費と年間維持費を計算して詳しく紹介
マツダのジャストサイズなSUVで人気の「CX-3」!
外観のデザインはスタイリッシュでありながらもインパクトがあるフロント部分。
室内も高級感がある作りになっているので、外観に負けない個性的で鮮やかな作りになっています。
マツダはエンジンにもこだわりがありますが、こういった外観と内装のデザインも他のメーカーとは少し違いますね。
とくにボディーのカラーはメタリック系のカラーリングでボディスタイルにマッチして力強い印象がありマツダの生命感をカタチにする「魂動」を意識したデザインが感じられます。
私は整備士時代から、何台ものマツダ車を見てきましたが、その作りもちょっと他のメーカーの作りとは違う、外車の作りの要素も混じっているクルマだと思います。
そんな個性的なスタイルを持ちつつも、環境対策としてクリーンなエンジン作りも力を入れているので燃費が良いエンジンもご存じの方は多いと思いますが実際に維持していくとどうなのか?
本当に維持費を抑える事が出来ているのか?
ガソリン車とディーゼル車の燃費と維持費はどっちがいいのか?
購入を検討されている方であれば、こういった実際の維持費は気になるのではないでしょうか。
今回はCX-3を実際に所有したら年間でどのくらいの費用がかかってくるのかを詳しく紹介していきたいと思います。
クルマは販売価格だけに注目してしまいますが、実際には維持費の方が大きな金額となります。
つまり賢くクルマを選ぶなら「販売価格」と「維持費」の両方を知る事がとても重要になります。
さらに、維持費を知る事で他にもメリットがあります。
- 販売営業マンとの維持費を含めた商談
- 家族にランニングコストを提案して説得する材料
- 他のクルマと迷った時の比較材料として活用
このようなメリットが期待できるので、維持費を知っているだけでも役に立つ事が増えて今後のクルマ選びでも活用できますので是非参考にして下さい。
記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。
CX-3にかかる維持費
クルマを所有するには必ずかかる費用があります。
どのような費用があるか確認してみましょう。
【CX-3にかかる維持費】
- 燃料費
- 任意保険
- 自賠責保険
- 駐車場
- 車検
- 重量税
- 自動車税
- メンテナンス
CX-3にかかる維持費はこのような費用があります。
これらの費用は年間の使用する状況や使用していく地域などにもよって金額差が出てきます。
こういった部分を比較しやすいように全国的な平均で使用条件を決めて年間にかかる維持費を出していきます。
【条件】
- 走行距離数は年間平均的な10,000q
- 駐車場代は全国平均の8,500円
- ガソリンの単価はリッター130円
- 新車から購入して10年間
この条件のなかでも使用年数の10年はかなり重要になりメンテナンス部分のリアルな維持費を出す為にも必要な条件となります。
クルマの維持費の中でも大きな費用になるのでこの部分を実際に近い年数で計算していきたいと思います。
車を使用する期間の平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。
この条件で年間維持費を確認してみましょう。
CX-3の実燃費
CX-3はの燃費はメーカーで15,2〜16,2q/Lとされていますが、実際に使用しての平均的な実燃費は13.8q/L前後になります。
この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。
年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷13,8q/L×130円=94,203円
年間でかかる燃料費は94,203円になります。
CX-3の任意保険
任意保険とは車を使用して万が一事故などが発生した場合に自分と相手の車両修理などを補償をしてくれる保険です。
加入自体は自分の判断になりますが、ほとんどの人が保険に加入しています。
今回は任意保険を加入して車両保険も付けた費用で計算していきます。
任意保険の料金は補償内容、年齢、等級、加入する保険会社などによって料金は変わってきますが、ここでは平均的な保険料ので見ていきます。
CX-3の車両料率クラスは
対人:3/対物:4/搭乗者:4/車両:3になります。
今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が53,500円になります。
年間でかかる任意保険代は53,500円になります。
CX-3の自賠責保険
自賠責保険はクルマを使用していくには必ず加入が必要になる保険で強制保険とも呼ばれています。
車を購入する時や車検を受ける時に加入が必要になってきます。
新車から3年間加入で37ヶ月加入の36,780円
その後は24ヶ月加入になり25,830円を残り7年間で4回加入しますので
25,830円×4=103,320円
36,780円+103,320円÷10年間=14,010円
年間でかかる自賠責保険は14,010円になります。
駐車場代
クルマを維持していくには保管する場所も必要になってきます。
駐車場は使用していく地域での価格差が大きく特に都内では地方の何倍もの金額差があります。
今回は全国の平均的な金額で計算していきます。
全国の月々駐車料金を調べてた所、高い地域と安い地域での価格差が、大きい事が分かりました。
- 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円
- 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円
全国で最も高いのは東京ですね〜!
長野の8倍にもなる・・・(;´Д`)
このように駐車場を利用する地域によって金額の差がかなり大きくなりますが、今回は全国平均で計算してみます。
全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円
8,500円×12ヶ月=102,000円
年間でかかる駐車場代は102,000円になります。
車検費用
車検はほとんどの人が整備工場に依頼して受けてますので整備工場の平均的にかかってくる車検費用を出していきます。
車検費用は重量税と自賠責保険は抜いた整備費用のみです。
基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので
新車から3年で一回目の車検で40,000円
残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円
40,000円+160,000円÷10年間=20,000円
年間にかかる車検費用は20,000円になります。
CX-3の重量税
重量税はクルマの車両重量の大きさや年式によって税金の金額が変わってきます。
CX-3(ガソリン車)の重量税は特に減税はありません。
重量税 |
|
新車購入時 | 22,500円 |
初回車検時 | 24,600円 |
2回目以降車検時 | 24,600円 |
新車購入時の重量税は22,500円
初回車検以降からは重量税が24,600円かかってくるようになります。
購入時の3年間は22,500円で残り7年間で4回車検を受けるので24,600円×4+22,500円=120,900円
10年間維持していくので年間にすると
120,900円÷10=12,090円
年間にかかる重量税は12,090円になります。
CX-3の自動車税
自動車税とは車のエンジンの排気量や年式によって金額が変わってきます。
CX-3(ガソリン車)は特に減税はありません。
自動車税 |
|
初年度 | 39,500円 |
2年目 | 39,500円 |
3年目以降 | 39,500円 |
年間にかかる自動車税は39,500円になります。
CX-3のメンテナンス費用
CX-3を所有するには定期的なメンテナンスも重要です。
実際に必要になる消耗品などを出して費用がどのくらいかかるのか見てみましょう。
【CX-3の10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
タイヤ4本215/50/18 | 50000q |
60,400円 |
2回 |
120,800円 |
バッテリ-Q85 | 30,000q |
17,000円 |
3回 |
51,000円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
ファンベルト | 50,000q |
16,500円 |
1回 |
16,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 384,900円 |
10年間での消耗品合計は384,900円になるので年間では384,900円÷10年間=38,490円
メンテナンス費用は年間で38,490円かかることになります。
メンテナンス費用を年間で確認するとかなりかかるように見えますがここに載せてる消耗品はどれも基本的な部分なので
何か不具合などが発生した場合ではこれ以上の費用が発生する事になるので最低限の費用として考えた方が良いでしょう。
CX-3年間の維持費まとめ
ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、
【CX-3の年間維持費】
燃料費 | 94,203円 |
任意保険 | 53,500円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
車検 | 20,000円 |
重量税 | 12,090円 |
自動車税 | 39,500円 |
メンテナンス | 38,490円 |
維持費合計 | 373,793円 |
CX-3の年間にかかる維持費合計は373,793円!
ではこの維持費が他の車と比べるとどうなるのか?
比較をするのは同じ「CX-3ディーゼル」で比べてみます。
CX-3ディーゼル車は税金部分や燃費でも優れているので迷っている方も多いと思います。
CX-3の実質燃費は18,1q/L
※軽油は過去5年平均の120円単価で計算
年間の燃料費は66,298円になります。
ではこの維持費部分をCX-3とCX-3ディーゼルで比較して見ましょう。
【CX-3とCX-3ディーゼルの年間維持費】
|
CX-3 |
CX-3ディーゼル |
燃料費 | 94,203円 |
66,298円 |
任意保険 | 53,500円 |
58,500円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
102,000円 |
車検 | 20,000円 |
20,000円 |
重量税 | 12,090円 |
4,500円 |
自動車税 | 39,500円 |
36,450円 |
メンテナンス | 38,490円 |
48,640円 |
維持費合計 | 373,793円 |
350,398円 |
年間で23,395円ほどディーゼル車の方が安くなります!
さすがにディーゼル車なので燃費の良さと燃料そのものが安いのもあるので燃料費は抑える事が出来ますが、メンテナンス費用はガソリン車よりもかかると思った方が良いです。
これはエンジンオイルの違いによるもので、クリーンディーゼルの場合ではオイル単価が高額になり、費用もガソリン車の倍は覚悟した方が良いでしょう。
まあそれでも燃料費や税金面で抑える事が出来ているので維持費トータルではCX-3ディーゼルの方が安いと言えるでしょう。
ではここから販売価格も比較してみます。
- CX-3(20S) 2,127,600円
- CX-3ディーゼル(XD) 2,436,480円
308,880円ほどディーゼル車の方が高くなります。
これを先ほどの年間維持費で割ると
308,880円÷23,395円=13,2
約13年ぐらいでディーゼル車分の価格差を埋める事ができる計算になります。
ちょっと現実的な数字ではありませんね・・・
燃費はディーゼル車の方が間違いなく抑える事はできますが、販売価格の差とメンテナンス費用がネックになりそうです。
他のグレードで比較をしても、30万前後の差額は出てくるのでCX-3のガソリン車とディーゼル車を金額的に迷った場合ではガソリン車の方がトータルで抑える事ができます。
「燃費が良いから」や「税金が安い」からなどは一見、維持費を抑えられそうですがトータル比較をすると本当の価格が分かるようになります。
クルマを金額的な比較をするなら是非、「販売価格」と「維持費」の両方から比較をおすすめします。
CX-3を購入するなら商談ポイントが決め手!
クルマ購入では、何も戦略をしないで商談すると大損をしてしまいます!
クルマは大きな買物になるので値引きの幅も大きな金額になります。
そこを何も知らないで営業マンと商談してしまうと、かなりの損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。
誰でも簡単に出来る方法です。
長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!
「買う」と「売る」の2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。
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