ヴェゼルハイブリッドの燃費と年間にかかる維持費を比較計算
ホンダのSUVで人気の「ヴェゼルハイブリッド!」
2018年2月にマイナーチェンジがされて、あらたに改良を加えたハイブリッドシステムで運転のしやすさが向上さて、これからの人気も期待できる車種です。
そんなヴェゼルハイブリッドを購入を検討されている方も多いと思いますので今回は実際に維持した時の気になる費用を詳しく出して見ました。
ハイブリッドと言えば燃費がいいのは当たり前ですがしかし実際に購入してから何年も維持していくと
トータル的にどうなのか?
販売価格が割高になるけど本当にお得なのか?
この辺を詳しく調べて、年間の平均「走行距離」と平均「使用年数」でより実際の使用した時の費用に近づけるために徹底的に費用を計算してみました。
ヴェゼルハイブリッド年間にいくらの維持費かがわかれば、これから車選びの材料として役に立つと思いますので参考にしてください。
記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。
ヴェゼルハイブリッドにかかる維持費
車を所有すると必要になってくる費用があります。
どんな費用があるのか確認してみましょう。
【ヴェゼルハイブリッドにかかる維持費】
- 燃料費
- 任意保険
- 自賠責保険
- 駐車場
- 車検
- 重量税
- 自動車税
- メンテナンス
ヴェゼルハイブリッドの維持費はこのような費用があります。
この費用は年間に使用していく地域や使用する状況などによって金額の差が出てきますが、こういった部分を比較しやすいように全国的な平均で使用条件を決めて年間の維持費を確認していきます。
【条件】
- 走行距離数は年間平均的な10,000q
- 駐車場代は全国平均の8,500円
- ガソリンの単価はリッター130円
- 新車から購入して10年間
この条件の中でも特に重要になのが「使用年数」です。
使用年数の違いによっては年間のメンテナンス費用が大きく変わるので年間維持費にも影響してきます。
よりリアルな年間維持費を確認する為に全国的な平均で計算する必要があります。
車の使用年数平均は8年〜10年なので10年間所有した場合でシミュレーションしていきます。
この条件で年間維持費を確認してみましょう。
ヴェゼルハイブリッドの実燃費
ヴェゼルハイブリッドの燃費はメーカーで27.0q/Lとされていますが、実際に使用した平均的な実燃費は16.4q/L前後になります。
※この数字は人気のある燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。
年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷23,5q/L×130円=79,268円
年間でかかる燃料費は79,268円になります。
ヴェゼルハイブリッドの任意保険
任意保険とは車を使用して事故など起こした場合に補償をしてくれる保険です。
保険の加入自体は自分で判断する事になりますが、多くの方が保険に加入されています。
今回は任意保険に加入して車両保険を付けた費用で計算していきます。
任意保険の料金は補償内容、年齢、等級、加入する保険会社によって料金は変わってきますが、ここでは平均的な保険料で確認していきます。
ヴェゼルハイブリッドの車両料率クラスは
対人:4/対物:4/搭乗者:4/車両:5になります。
任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が73,300円になります。
年間でかかる任意保険代は73,300円になります。
ヴェゼルハイブリッドの自賠責保険
自賠責保険は車を所有する時には必ず加入しないといけない保険で強制保険とも呼ばれています。
車の購入時や車検を通す時には加入が必ず必要になります。
新車から3年間加入で37ヶ月加入の36,780円
その後は24ヶ月加入になり25,830円を残り7年間で4回加入しますので
25,830円×4=103,320円
36,780円+103,320円÷10年間=14,010円
年間でかかる自賠責保険は14,010円になります。
駐車場代
車を購入すると保管をする場所も必要になります。
駐車場は使用していく地域で料金の差が大きくあり特に都心などでは地方の何倍もの料金の差が出ています。
今回は全国の平均的な金額で計算していきます。
全国の月々駐車料金を調べてた所、高い地域と安い地域での価格差が、大きい事が分かりました。
- 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円
- 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円
東京の駐車料金はビックリするぐらい高いですねっ!
だって長野の8倍近くですよ・・・(;´Д`)
このような感じで駐車場を利用する地域により金額の差がかなり大きくなりますが、今回は全国平均で計算してみます。
全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円
8,500円×12ヶ月=102,000円
年間でかかる駐車場代は102,000円になります。
車検費用
車検は、ほとんどの方が整備工場に依頼して受けてますので整備工場の平均的な車検費用を出していきます。
車検費用は重量税と自賠責保険は省いた整備費用のみです。
基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので
新車から3年で一回目の車検で40,000円
残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円
40,000円+160,000円÷10年間=20,000円
年間にかかる車検費用は20,000円になります。
ヴェゼルハイブリッドの重量税
重量税は車の車両重量の大きさや年式などによって税金の金額が変わってきます。
ヴェゼルハイブリッドは重量税が免税になりますよ♪
重量税 |
|
新車購入時 | 0円 |
初回車検時 | 0円 |
2回目以降車検時 | 15,000円 |
新車購入時と2回目車検時には通常22,500円かかる重量税が全額免税となり0円
2回目車検から減税車対象になるので重量税が15,000円かかってくるようになります。
購入時から5年間は0円で残り5年間で3回車検を受けるので15,000円×3回÷10年間=4,500円
年間にかかる重量税は4,500円になります。
ヴェゼルハイブリッドの自動車税
自動車税は車のエンジンの排気量や年式によって金額が変わってきます。
ヴェゼルハイブリッドは1500tで自動車税が減税の対象になります。
自動車税 |
|
初年度 | 34,500円 |
2年目 | 9,000円 |
3年目以降 | 34,500円 |
新車から10年で計算します。
34,500円×9+9,000円÷10年間=31,950円
年間にかかる自動車税は31,950円になります。
ヴェゼルハイブリッドのメンテナンス費用
ヴェゼルハイブリッドを維持した場合の実際にかかる消耗品などを出して費用がどのくらいかかるのか見てみましょう。
【ヴェゼルハイブリッドの10年間のメンテナンス費用】
部品名 | 交換時期 |
費用 |
10年間までの交換回数 |
10年間費用合計 |
エンジンオイル | 5000q |
5,000円 |
20回 |
100,000円 |
タイヤ4本215/60/16 | 50000q |
39,200円 |
2回 |
78,400円 |
バッテリー44B19L | 30,000q |
5,200円 |
3回 |
15,600円 |
オイルエレメント | 10000q |
3,000円 |
10回 |
30,000円 |
ブレーキオイル | 20000q |
4,500円 |
5回 |
22,500円 |
エアコンフィルター | 20,000q |
3,500円 |
5回 |
17,500円 |
エアーエレメント | 20,000q |
3,000円 |
5回 |
15,000円 |
ワイパー | 20000q |
2,000円 |
5回 |
10,000円 |
ウォッシャー液 | 50000q |
800円 |
2回 |
1,600円 |
10年間での消耗品合計 | 290,600円 |
10年間での消耗品合計は290,600円になるので年間では290,600円÷10年間=29,060円
メンテナンス費用は年間で29,060円かかることになります。
メンテナンス部分を年間で出してみると結構かかるように見えますが、ここに出している費用は基本的な部分だけなので
この他にも何か不具合があると、さらに費用がかかる場合があるので、あくまでも最低限の費用と認識しておいた方が良いでしょう。
ヴェゼルハイブリッド年間の維持費まとめ
ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、
【ヴェゼルハイブリッドの年間維持費】
燃料費 | 79,268円 |
任意保険 | 73,300円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
車検 | 20,000円 |
重量税 | 4,500円 |
自動車税 | 31,950円 |
メンテナンス | 29,060円 |
維持費合計 | 354,088円 |
ヴェゼルハイブリッドの年間にかかる維持費合計は354,088円!
この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?
比較をするのは同じ車の「ヴェゼル」ガソリン車で比べて見たいと思います!
維持費はもちろんハイブリッドの方が抑える事はできると思いますが、販売価格などをトータルで計算してどのくらいの差があるのか?
ハイブリッド車の方が本当にお得なのか?
この辺を比較していきます。
ヴェゼルの実質燃費は12,9q/L
年間の燃料費は100,775円になります。
ではこの維持費部分をヴェゼルハイブリッドで比較して見ましょう。
【ヴェゼルハイブリッドとヴェゼルの年間維持費】
|
ヴェゼルハイブリッド |
ヴェゼル |
燃料費 | 79,268円 |
100,775円 |
任意保険 | 73,300円 |
58,800円 |
自賠責保険 | 14,010円 |
14,010円 |
駐車場 | 102,000円 |
102,000円 |
車検 | 20,000円 |
20,000円 |
重量税 | 4,500円 |
7,680円 |
自動車税 | 31,950円 |
34,500円 |
メンテナンス | 29,060円 |
35,910円 |
維持費合計 | 354,088円 |
373,675円 |
年間で19,587円ほどの差がでます!
これを10年間使用すると
10年×19,587円=195,870円
10年間で195,870円の差額が出ます。
では購入する時の差額はいくらになるか見てみましょう。
- ヴェゼルハイブリッド 2,460,000円
- ヴェゼル 2,075,000円
販売価格差は385,000円
かなりの差額がありますがこれを先ほどの維持費の年間差額で割ってみると
385,000円÷19,587円=19,6
販売価格を回収するには20年乗り続けなければハイブリッド分を取り戻す事はできません。
いくらハイブリッドの燃費が良いとはいえ、この年数を乗らないと販売価格差を埋める事はできません。
20年間も乗り続けるのはちょっと厳しい年数になりますね・・・(;´Д`)
結果はヴェゼルハイブリッドとヴェゼルのガソリン車では購入から10年間維持するとトータル的にはヴェゼルのガソリン車の方が断然お得という結果になります。
その他のグレードも全て計算しましたが、どれも同じグレード同士では差額は30万以上になるので10年以上かかるのは間違いないですね。
どちらにしてもヴェゼルハイブリッドを購入する時ではハイブリッド分を回収しようとは考えない方がいいでしょう。
ハイブリッド車を購入する時には販売価格をいかに安く買うかが大きなポイントになります。
ヴェゼルハイブリッドを購入するなら商談ポイントが決め手!
さらに、クルマを購入する時には、何も戦略なしで商談してしまうと損をしてしまいます!
クルマは大きい金額の買い物なので値引きの幅も大きくなるんです。
そこを何も知らないで営業マンと交渉してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。
誰でも簡単に出来る方法です。
長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!
「買う」と「売る」の2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。
誰でも出来る「高値売却」のポイント
車の売却時には「ある事」を徹底するだけで高値を引き寄せる
古い車を乗り続けるか迷った時には確認する3つのポイント
「最安値」を狙う簡単なコツ
新車に乗り換える時はベストタイミングを見逃すな!
新車乗り換え時期を見極めるには比較がポイントになる!
どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。
高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか